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昭和レトロな雰囲気を満喫♪上野の名喫茶「古城」でモーニングや懐かしのクリームソーダを

  • 2024年4月9日
  • ことりっぷ


ビルの入口を地下へと進むと、ヨーロッパ風の豪華なステンドグラスや大理石で埋め尽くされた空間。ここは40年以上前に作られた、当時「高級喫茶」と呼ばれた喫茶店。古いながらも、その輝きを失わない不思議な魅力を放っています。パフェやサンドイッチなど当時のままのメニューも。異世界に迷い込んだような気分を味わうことができますよ。
アメ横や上野動物園、国立博物館などがあることから国内外の観光客も数多く訪れる、上野駅。60年ほど前は上京する人々の玄関口として栄えた歴史があり、乗り換えや待ち合わせのために喫茶店が増えていったのだそう。そして今もその頃に生まれた喫茶店が上野には何軒か残っていてレトロ喫茶として再び人気を集めています。
なかでも今回訪ねたのが、大理石やステンドグラスなど特注した品々で彩られたヨーロッパのお城をイメージして作られたという喫茶店「喫茶 古城」。お店はビルの地下にありますが、その入口は大理石の階段。中世ヨーロッパをイメージさせるステンドグラスの絵画も飾られています。
店内は応接室にあるようなふんわりとしたシートが並んでいて、テーブルもグランドピアノの塗装と同じように仕上げた特注品。奥には日本に一台しかないという年代物のエレクトーンも置かれています。その奥にあるのが巨大なステンドグラスの絵画。ロシアのエルミタージュ美術館をイメージしたという絵画となっていて、地下空間をゴージャスに彩ります。
これら豪華なインテリアは、オーナーの松井さんの父親が相当なお金を掛けて作り上げたものだそうで、ヨーロッパの城をイメージたものなのだそう。床は自らデザインした大理石を埋め込み、壁面にはあえて荒々しい大理石を配置。シャンデリアなども特注で、仕事の打ち合わせはもちろん、接待、顔合わせなど、ホテルのラウンジのように使われていた時代もあったといいます。
そんな豪華なインテリアの中でいただけるのは創業当時から変わらないネルドリップのコーヒー。レトロなデザインのカップも100年以上同じデザインで作り続けられているカップで、創業当時からずっとこのカップを使い続けているものです。最初はコーヒーなどのドリンクとトーストなどの軽食だけだったメニューも時代に合わせて軽食やデザートのメニューも増やしていき、今ではランチも提供しています。
ほかにもミルクセーキやクリームソーダ、ココアなど昔ながらのドリンクがいろいろあります。ホットケーキやパフェなど、ちょっとレトロなデザートも取り揃えていて、バナナパフェは、クリームソーダにバナナとチェリーをトッピングしたかわいいデザート。チョコレートパフェやコーヒーゼリーなども人気です。
松井さん夫妻のほかにも若いスタッフがお店を手伝っていて、今では幅広い世代にも愛されている「喫茶 古城」。創業当時のインテリアを手入れしながら丁寧に使い続けていて、歴史あるお店を残していきたいという思いを感じるはずですよ。今では貴重となってしまった昭和を感じるインテリアの中で、贅沢な気分を味わってみてはいかがでしょうか。

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