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ふっくら炊き上げる小豆に舌鼓♪名物のあんみつをいただきに老舗の上野「あんみつ みはし」へ

  • 2024年4月4日
  • ことりっぷ


JR上野駅不忍口から徒歩約3分の場所にある「あんみつ みはし」本店。地方から東京への玄関口でもある上野で、戦後間もない時代から、人々においしい甘味を提供し続けてきました。強火でふっくらと炊き上げる小豆、微調整を加えながら練り上げる求肥など、こだわりある製法でつくられる甘味の数々は、今も昔も多くの人々に愛されています。
看板メニューは、そうして丁寧につくられた具材の一つひとつの味がじっくり楽しめる「クリームあんみつ」。老若男女に好まれる味は、手軽にテイクアウトもできます。
昭和23(1948)年、「あんみつ みはし」は上野公園前にあんみつ屋として創業しました。元禄10(1697)年頃に、不忍池から流れる忍川に3本の橋が架けられたことから、その周辺の地が「三橋」と名付けられ、店名も「みはし」になったのだそう。
創業当時は、戦後の混乱が残る時代。当時の人々は、砂糖や小豆の入手にとても苦労していたこともあり、「あんみつ みはし」は大繁盛。甘くておいしいおしるこやあんみつはとても喜ばれたそうです。
それから75年以上の長きにわたり、「あんみつ みはし」は上野公園前の本店を中心に、おいしい甘味を提供し続けています。
お店の看板となるのは、なんといっても「あんみつ」です。主役の餡には、北海道十勝産の小豆を使用。熱が伝わりやすい銅製の鍋に入れ、強力な直火で炊き上げる、創業時から変わらない製法で作られています。そのため、小豆の粒がふっくらとした仕上がりに。もっちりやわらかな求肥は、気温や湿度によって毎日火入れなどに微調整を加えながら、丁寧に練り上げているそうです。
また、国産素材へのこだわりも強く、黒みつには沖縄県産の黒砂糖を使用。寒天には伊豆諸島や静岡県で獲れた天草を、赤えんどう豆は北海道産、みかんは国産みかんの缶詰を使用しています。
ところてんに使われているのは、伊豆諸島の上質な天草等をブレンドした寒天。基本メニューは酢じょうゆでいただく関東風ですが、お好みで関西風の黒みつに変更し、よりスイーツらしく楽しむこともできます。
たっぷりのきなことさらりとした黒みつをかけていただくくずもちは、もちもちぷりぷりの歯ざわりと、さっぱりとした味わいで、ついつい食が進んでしまいます。
寒い冬には、おいしく体を温める熱々メニューも。おしるこは、こしあんでいただく「御膳しるこ(こしあん)」と、ふっくらした小豆の粒感が楽しめる「田舎しるこ(つぶあん)」の2種類。香ばしく焼かれたお餅入りで、優しい甘さにホッとします。
「栗ぜんざい」は、上野本店の限定メニュー。とろりとしたこしあんに、お餅に加えて栗の甘露煮も入った贅沢メニューです。
この味を大切な人にも味わってほしい!という人のために、テイクアウト用の商品も充実しています。お店の入口横にある売り場では、店内メニュー同様のあんみつやところてん、くずもち、ぜんざい、おしるこの餡などのほかに、テイクアウトのみの「あいす最中」なども販売。
ご近所である松坂屋上野店やPARCO_ya上野、アトレ上野、東京駅一番街にも店舗があります。
上野公園の散策や、春のお花見の帰りに、疲れた体を甘く癒してくれる老舗の甘味を、ぜひご賞味あれ。

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