2025/05/02 16:16 ウェザーニュース
大型連休(GW)の後半の4連休は青空が期待できそうです。ただ、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすく、晴れは長続きしません。天気の崩れるタイミングは前後する可能性があるため、こまめに最新情報をご確認ください。
■3日(土)
気圧の谷の影響が残り、北海道の山岳では強風を伴った冷たい雨や湿った雪になります。午後は西から次第に回復します。東北では、次第に天気が回復しますが、夕方以降は再び雨が降る見込みです。
■4日(日)
上空に寒気を伴う気圧の谷の影響で、北海道から東北の広いエリアで雨や雪が降る見込みです。雷や強風にも注意が必要です。
■5日(月)
東北では次第に高気圧に覆われて、天気が回復へ向かいますが、午前中ほど強風や弱い降水が残る可能性があります。北海道では冷たい雨や雪、強風が残ることがあり、天気の回復は夜の見込みです。
■6日(火)
西から低気圧の影響で、東北では午後は広範囲で冷たい雨、横殴りの雨になります。北海道でも夕方以降は南から雨雲、雪雲が広がり、強風にも注意が必要です。
GW期間中を通して、気温の変化も大きいため、雪崩にも注意・警戒が必要です。
■3日(土)
低気圧が東へ去り、午前中は青空が期待できます。ただ、午後は日本海から別の気圧の谷が接近し、日本海側の山岳(白山や北アルプス、越後山脈など)から天気が下り坂となる見込みです。雨や雪の降り出す可能性もあるため、早めの行動がおすすめです。
また、4日朝にかけては太平洋側の山岳でも雨や強風、雷への備えが必要です。
■4日(日)
4日日中の太平洋側では一旦天気が回復しますが、日本海側の山岳や関東北部の山岳では雨や雪が残る可能性があり各地で強風に注意が必要です。
また、午後は筑波山や那須岳などは天気の急変や雷雨、奥多摩、奥秩父、丹沢などの山岳でもにわか雨の可能性があります。
■5日(月)
高気圧に覆われて、強い風も次第に弱まり、登山日和が期待できそうです。紫外線が強くなってきているので、紫外線対策を忘れずに。
■6日(火)
低気圧の通過で西から次第に雨雲が広がり、広範囲で雨や雪となります。風も強まるため横殴りの雨や、濡れによる体温低下に注意が必要です。
標高3000m級の山では吹雪となるおそれもあります。早めに下山するようにしてください。
GW期間中を通して、気温の変化も大きいため、雪が残る山岳では雪崩にも注意・警戒が必要です。
■3日(土)
高気圧に覆われ、太平洋側を中心に登山日和となりそうです。ただ、日本海側では気圧の谷の影響で午後は天気が下り坂となります。
特に夕方以降は雷を伴った強い雨や突風のおそれがあるため、早めの下山を心がけましょう。
■4日(日)
日中は次第に高気圧の圏内となり、天気が回復していきます。強風も次第に弱まり、登山日和が期待できそうです。
■5日(月)
日中までは天気の大きな崩れはなさそうですが、西から低気圧が接近して、天気は降り坂。次第に雲が増えて、夜は九州から雨が降り出す可能性があります。
■6日(火)
低気圧の通過により、広いエリアで雨の予想です。強風を伴い、横殴りの雨になることもあるため、無理な行動は控えてください。
<情報の確認>
山へ行く前日までだけでなく、当日の朝にも必ず最新の天気予報を確認するようにしてください。その際、「大気の状態が不安定」、「山沿いを中心に天気急変に注意」などが聞かれたら、中止・延期をする判断も必要です。
<出発時間>
雷は午後に多くなるため、なるべく朝早くに出発し、山頂へは昼前までに到着できるように計画して出発するのが基本です。
<雷への対処>
避難する場所が少ない山では、両足を揃えて膝を折り、上半身は前かがみで耳を塞ぐという姿勢で雷雨の通過を待つのが正しい対処法となります。木の根元で雨宿りをするのは危険です。
<雨・寒さ対策>
急な雨に見舞われ、衣服が濡れてしまうと、体感温度が一気に下がり低体温症になる危険性があります。レインコートなどの雨具やエマージェンシーシートを持参し、濡れても乾きやすい服を着ていくようにしてください。
登山を楽しむためには、山の気象リスクを把握することも大切ですが、自分の体力・技術などに見合った山を選び、しっかりと登山計画を立てるのが重要です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)