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ナチュラル感あふれる植物の魅力いっぱい♪ノスタルジックな緑の館。鎌倉山「草花屋 苔丸」

  • 2023年2月8日
  • ことりっぷ


広い庭のあるお屋敷が点在する鎌倉山にたたずむ「草花屋 苔丸」。赤い瓦屋根の古民家をリノベーションした店内には、切り花や山野草をはじめリースや花器、アンティークの小物が並びその奥には温室や工房が控えるなど、たくさんの緑に埋もれた隠れ家のようなお店です。時間を忘れて植物とふれあうひと時をすごせますよ。
鎌倉山のお屋敷街で20年以上親しまれている「草花屋 苔丸」。桜の大木のあるお店の前では、木箱に入った花苗や希少価値の高い山野草が出迎えます。多肉植物なども豊富に扱い、その種類の多さとセンスの良さはガーデニングの専門雑誌にもたびたび登場するほどで、日本全国の植物の愛好家からも注目を集めています。
古民家らしい木枠のドアを開けると、オーナーの赤地光太郎さんがセレクトする切り花とアンティークの小物が並びます。アンティークはイギリス文化の影響を強く受けていた頃のインドの品物が中心で、セピア色のおちついた輝きがナチュラルな植物によく馴染みます。
生花を使ったブーケやアレンジは、何種類もの葉物の中にユリやバラなどの花をあしらうナチュラルなスタイルを得意としていて、希望のイメージと予算に応じてオーダーできます。季節の玄関飾りを相談するのもおすすめですよ。
赤地さんは一軒家の庭の施工に奔走することも多く、鎌倉山のお屋敷をはじめ北鎌倉のおしゃれなカフェの庭もいくつか手掛けたのだそう。
切り花の部屋の奥は明るい温室になっています。この場所はもともと広い庭の一部で、ガラス戸の建具と半透明のトタン屋根をつけて温室にしたのだとか。ガラス戸の建具は日本とフランスのアンティーク、つき当りにはイギリスのステンドガラス、かわいいライトはノルウェーのプールで使われていた照明といった具合に、世界各国のアンティークを使った温室。多肉植物や観葉植物が光を浴びて気持ちよさそうにしているのを眺めるだけでも、ほっこりとした気分になりますよ。
木のドアにも棚を設置して、入口以外をぐるりと植物が取り囲みます。赤地さんがセレクトしたぷよぷよとした多肉植物や太く膨らんだ根が張り出したコーデックスという根塊根植物、メルヘンの木ともいわれる小さな丸葉がかわいいソフォラ・リトルベイビーなど部屋に飾りたくなるような植物ばかり。一つひとつ見ていると時間を忘れそう。
温室には“ご自由にお入りください”と書かれた案内板があり、その横から足を踏み入れると、あっと驚く秘密基地のような空間が広がります。太陽の光でいっぱいの温室とは正反対の照明を落とした部屋で、入った瞬間はまるで蔵の中にでも入ったかのような感覚になるものの、目が慣れてくると魔女の支度部屋のような雰囲気にぐっと引き込まれます。
隠れ家のようなこの部屋では販売用のリースなどを作成しています。様々な表情を見せるドライフワラーや籐のカゴなどを見ていると素敵なアイデアがわいてきますよ。
山野草や多肉植物など多様なニーズに対応する「草花屋 苔丸」。お店から少し歩くと広々とした庭のあるおそば屋さんや緑の向こうに海が見え隠れするカフェもあり、鎌倉山を散策しながら立ち寄るのにもおすすめです。鎌倉の街から少し足をのばして訪れてみてはいかがでしょうか。

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