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2023年の初詣は、ご縁を求めて鶴岡八幡宮へ

  • 2023年1月1日
  • ことりっぷ


古都鎌倉の顔ともいえる源頼朝ゆかりの「鶴岡八幡宮」。由比ヶ浜につながる参道や、山の中に佇む美しい社殿には、季節を問わず常に多くの人が集まります。そんな定番の観光地、実は縁結びのご利益があることでも知られているのをご存知ですか? 今回は、知る人ぞ知る鶴岡八幡宮の良縁スポットやお守りを紹介します。
JR「鎌倉駅」または江ノ島電鉄「江ノ電鎌倉駅」より徒歩10分。由比ヶ浜を背に、おみやげ屋さんなどでにぎわう参道「若宮大路」を進むと、朱色の大きな「ニノ鳥居」が見えてきます。「ニノ鳥居」から「三ノ鳥居」までの道は一段高く盛り土された「段葛」と呼ばれ、春には桜、初夏にはツツジの花など、四季折々の美しさが楽しめる道のり。心を穏やかにととのえながら、社殿へと向かいましょう。
鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝ゆかりの神社です。約800年の歴史をもち、武士が馬に乗って走りながら矢を射る「流鏑馬」や、魔除けの縁起物「破魔矢」の発祥地としても知られています。
鶴岡八幡宮の歴史は1063年まで遡り、源頼朝の祖先である源頼義が、氏神として信仰していた京都の石清水八幡宮を、由比ヶ浜に祀ったことがはじまりです。その後、1180年に頼朝が現在の地に遷し、鎌倉の都づくりの中心としました。季節の花々など豊かな自然に囲まれた歴史ある社殿は、現在も鎌倉のシンボル的存在となっています。
ではさっそく、境内の中の良縁スポットをめぐってみましょう。まず最初に訪れたいのは、「三ノ鳥居」をくぐって右手にある「旗上弁財天社」です。源氏池に浮かぶ社の裏手にあるのは、源頼朝が妻・北条政子の安産を祈願したとされる「政子石」。古くから良縁、夫婦円満、安産、子宝のご利益があるといわれています。恋愛成就のご利益もあるとされる女性に人気のスポットです。
「政子石」と同じくおめでたい名石がもうひとつ。本宮の東側、「白旗神社」へ向かう途中にある「鶴亀石」は、水で洗うと鶴や亀の模様が現れると伝えられています。実際に水をかけることはできませんが、触れることは可能。良運を願い、パワーをもらって帰る参拝客も多いようです。
続いては、一番身近であなたの良縁を願ってくれるお守りに注目してみましょう。鶴岡八幡宮には、神社の由緒や歴史にちなんだお守りをはじめ、さまざまなお願いごとを叶えてくれるお守りがそろいます。「縁結守」は、「しづのをだまき…」と源義経を想って舞った静御前ゆかりの「をだまき(麻糸を巻きつけた糸巻き)」付きのお守り。ほかにも八幡さまの使いである鳩の形や折鶴の形、かわいらしい花の形など、持っているだけで良運が舞い込んできそうなものばかりです。一番右の和紙でできたお守りは、仕事や友人といった“人との出会いの縁”を願い、名刺入れに入れるユニークなタイプ。
また、ご利益アップに欠かせないおみくじも充実しています。なかでも鳩の根付けがついた鳩みくじが人気。引いたおみくじがあまり良くない結果でも、「凶みくじ納め箱」に収めれば、“凶運”を“強運”に変えてくれるので安心です。
さらにお願いごとを神様に届けたい人は、銀杏の葉の形をした絵馬を奉納してはいかがでしょうか。2010年3月に倒伏した鶴岡八幡宮の御神木・大銀杏。 現在は残った根から若木がすくすくと生長し、空に向かって力強く伸びています。そんな銀杏の若木のように、神様のもとへ届きますようにと祈願されたお守りです。
ご利益めぐりを終えたあとは、ゆっくり自然に身を任せてみてください。とくに秋から冬の「柳原神池」は紅葉が美しく、朱塗りの橋とのコントラストが見事です。季節がうつり、春になると「源平池」のまわりには満開の桜が、夏には紅白の蓮が咲くなど、花の名所へと変わります。
由緒ある社殿が多く、見応えのある鶴岡八幡宮。隠れたパワースポットを知ることで、ますます魅力的な場所に感じられたのではないでしょうか。2023年の初詣にぜひ訪れていただきたい、おすすめの場所です。

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