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流行りのカヌレに新提案!清澄白河の人気中国料理店が週末限定で開く「大津洋菓子店」

  • 2022年6月2日
  • ことりっぷ


下町らしい雰囲気を残しつつ、一方で独自のスタイルをもつ感度の高いショップが続々と誕生している清澄白河。そんな注目エリアで今話題を呼んでいるのが、2022年2月にオープンした週末限定で営業している「大津洋菓子店」です。手がけるのは人気中国料理店「O2(オーツー)」で、中華ならではの素材を使った斬新な切り口のカヌレがグルメな人たちの心を掴んでいます。散策の合間に立ち寄って、自分ご褒美や手土産に選んでみませんか。
東京メトロ清澄白河駅から歩いて3分、スタイリッシュな外観の「O2」があります。オーナーシェフの大津 光太郎さんによる自由な発想で生み出すモダンな中国料理が人気で、ミシュランガイドの「6,000円以下の美味しい料理店」を紹介するビブグルマンに選ばれた話題のお店です。
そのちょうど裏手にあるのが「大津洋菓子店」で、表立った看板は一切なく、知らなければ通り過ぎてしまいそうなひっそりとした佇まい。この扉が開くのは、主に土日の12時から。基本的に1組ずつの入店となるので、時間によっては店前に列ができているのが目印になります。
ドキドキしながら足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは洋菓子店らしからぬ店内。壁一面に整然と並ぶワインは圧巻で、照明の落ちたムーディーな雰囲気は、まさに大人の隠れ家です。
こちらのお店は本来紹介制barのスペースで、昼間のみ「大津洋菓子店」として営業をしているのです。暗闇に艶っぽく浮かび上がるカヌレを眺めているだけで気分が高揚します。
「O2」のソムリエである大竹 智也さんを通じ、奥様の美咲さんが焼いたカヌレを大津さんが食べて感動したのをきっかけに、洋菓子店の構想がどんどん膨らんでいったのだそう。美咲さんは、東京・巣鴨にある人気店「Pâtisserie Yoshinori ASAMI(パティスリー ヨシノリ アサミ)」で腕を磨いてきた持ち主。昨年よりパティシエとして店のメンバーとなり、独創的で個性的なカヌレを生み出しています。
注目すべきは、中華ならではの素材や技法の掛け合わせです。大津さんと美咲さんが何度も意見を交わし、試作を繰り返して1ヶ月ほどで完成したのが、八角やシナモン、ジャスミンといったユニークなフレーバー。中華セイロで茶葉やスパイスを約20分蒸し、熱湯をかけて抽出して牛乳を加えるひと手間で、香りを一層引き出しています。パティシエにはない柔軟なアイディアは「O2」の中国料理に通ずるものがあり、オリジナリティに驚かされます。
「外側と内側の食感のコントラストこそカヌレの命」と、美咲さんは話します。「パティスリー ヨシノリ アサミ」で習得したフランスの伝統的な作り方をベースに、最低1日寝かせた生地を強めの220℃で1時間弱ほど焼成。表面はバリッとした歯ざわりで香ばしく、中は程よい弾力としっとり感がやみつきになります。
まず味わいたい「プレーン」は、バニラビーンズとラム酒が優美に香ります。この定番があるからこそ、中華素材を使ったカヌレの個性を一層感じられます。
リピーターが多く、大津さんもお気に入りの「スパイス」。八角とシナモンの独特の甘い香りが膨らみ、長い余韻が特徴です。
清らかな匂いがふんわり自然に香る「ジャスミン」。気品のある華やかさに魅了されます。

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