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【毎日おやつ】くちばしから尾羽まであんこが詰まった鳥の最中「都鳥型最中」/東京都

  • 2021年6月30日
  • ことりっぷ


全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は東京都の「都鳥型最中」をご紹介します。
袋から出してみるとまるで手乗り鳥のような愛らしい姿にときめく、こちらの最中。袋に描かれた2色の絵の色は、中に詰められたあんこの味を表したもの。上品な甘さの小豆あんと、後味すっきりの白あんの2種が、香ばしい最中の先までたっぷり詰まっています。
この最中のモチーフは“都鳥”。『伊勢物語』の主人公とされる在原業平朝臣が京都から関東への旅の途中で見かけた鳥に、京都に残してきた思い人への思いを詠んだ歌から着想を得たのだそう。京都のミヤコドリとよく似ていたようですが、この歌の“都鳥”とは、東京で親しまれているユリカモメを指していると推定されています。
「言問団子」があるのは、隅田川も近い向島。界隈には山野草を見ることができる「向島百花園」や、徳川家光にゆかりのある「長命寺」など古くからの観光スポットも多く点在します。店の創業は江戸末期といわれ160年以上の歴史を持ち、都鳥型最中との2枚看板で、画家や作家にも愛された3色団子「言問団子」も人気です。
押上駅から徒歩15分ほどのお店では、店内で日本茶とのセットをいただくこともできます。下町散歩の休憩に立ち寄ってみるのもおすすめですよ。

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