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100年以上前の建物を改装した蔵カフェ「Cafe Sorte」で、ゆっくりとコーヒーを味わう癒しのひととき

  • 2021年5月15日
  • ことりっぷ


埼玉県日高市にある「Cafe Sorte」は、築100年以上の小さな蔵を改装した趣のあるリノベカフェ。ゆったりと時間が流れているような静かな店内で、店主こだわりの自家焙煎コーヒーと地元のパティシエが作るスイーツが味わえます。
西武秩父線の高麗駅から歩いておよそ20分、曼珠沙華で有名な巾着田にほど近い通りに面して建つ「Cafe Sorte」。築100年を超える小さな土蔵は、パッと見ただけではカフェだとは気づかないかもしれません。店頭の看板もとても小さいので、通り過ぎてしまうお客さんも多いのだとか。
勇気を出して引戸を開け、中に入ると、外観からは想像がつかないほどステキな空間が。まるで「どこでもドア」で別の場所に来たかのような錯覚に陥ります。
1階にはキッチンとカウンター席、テーブル席があり、2階は雑貨コーナーとテーブル席が1つ。吹き抜けになっているので、小さいながらも開放感があります。廃材やヴィンテージのアイテムを再利用し、店主のご主人が少しづつ改装したという蔵の中は温かみがあって落ち着いた雰囲気。居心地がよく、時間を忘れて長居してしまいそうです。
店主の菅野さんは10年ほどカナダのバンクーバーで暮らし、バリスタとして活躍。コーヒーと関わる中で、徐々に焙煎や豆の栽培地にも興味を持つようになったと言います。
帰国後に現在の蔵と出会い、蔵を修復してお店をスタートしたのですが、カフェを始める前には、ハワイ島コナ地区にあるコーヒー農園でホームステイしながら、コーヒー栽培のお手伝いも経験したそうです。
そんな菅野さんのお店では、フェアトレードやオーガニックなどのコーヒー豆を厳選。自家焙煎にこだわり、店内ではコーヒー豆の販売もしています。
コーヒーはブラジル、メキシコ、ラオス、コロンビアなどから取り寄せた良質な豆をていねいに焙煎し、フレンチプレスやハンドドリップ、エスプレッソなどで提供しています。モカに唐辛子を効かせたチリモカや、フレンチプレスのコーヒーにペパーミントオイルを加えたミントコーヒーなど、ちょっと珍しいアレンジコーヒーもあるので、ぜひお試しを。
シフォンケーキやスコーンなど、コーヒーに合うスイーツも用意。ショーケースには、地元のスコーン専門店「Chantilly」の手作りスコーンが常時5種類並びます。ホワイトモカのスコーンはケニア産コーヒーの粉末が入っていて、甘さの中にちょっぴり苦味を感じる大人のスイーツです。
週末のみ味わえるクロスティーニも人気メニュー。ご近所の人気ベーカリー「イマココ」のカンパーニュに肉やジャムなどを乗せたオープンサンドで、軽めのランチにぴったりです。
お店を訪れたら、2階のギャラリーをチェックするのも忘れずに。急な階段の先には、木工クラフトや陶器、カトラリーなど、地元の作家さんの作品を中心に、店主がセレクトしたハイセンスな雑貨が並んでいます。
蔵の中に漂う豊かなコーヒーの香りや、静かに時を刻む古い柱時計の音に癒されるCafe Sorte。忙しい日常から離れて、ひとりでゆっくり過ごしたい時に訪れたいカフェです。

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