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数量限定のお弁当を情緒漂う境内で。四谷・陽運寺のお寺カフェ「うくらいま食堂」

  • 2021年1月3日
  • ことりっぷ


四谷にある陽運寺は歌舞伎「東海道四谷怪談」で有名なお岩様をお祀りしているお寺です。悪縁を切り、縁結びにもご利益があることから全国各地より参拝者が訪れています。2020年6月には境内にお寺カフェ「うくらいま食堂」がオープン。できたてほかほかのお餅や数量限定で販売している体思いの手作り弁当(お弁当は年末年始お休み)を食べに足を運んでみませんか。
東京メトロ四谷三丁目駅から徒歩5分。閑静な住宅街の路地裏を進むと「於岩(おいわ)稲荷霊神」と書かれた白いのぼり旗が見えてきます。「うくらいま食堂」は日蓮宗寺院、陽運寺の境内にあるお寺カフェです。
山門をくぐり石畳の参道を進むと左手に本堂が、その隣にお店の建物があります。こぢんまりとした店内に入ると、アットホームな雰囲気にほっと心が緩みます。
店名の「うくらいま」という言葉は、2児の母でもあるオーナーのうすいさんにとって幸せの象徴のようなもの。まだ幼かった子どもたちが意味もなくこの言葉を言っては、はしゃいで笑っていたのだそう。キラキラとした温かい思い出がこの言葉には詰まっています。
お店に来た方にも、温かくて幸せな時間を過ごしてほしいという思いでこの名前がつけられました。
是非注文したいのが「お寺弁当」です。曲げわっぱのお弁当箱の蓋を開けると、色とりどりのおかずか詰まっており、思わず胸がときめきます。肉と野菜と魚介類がバランスよく入っているというのもうれしいポイントです。
お弁当の内容は2週間ごとに変わります。そのうちの一つ「キーマカリー弁当」は十六穀米のごはんの上に、むっちりとした噛み応えのタンドリーチキンや、魚の旨みがきいたスパイスフィッシュポテト、プリプリエビとほうれん草のクリーミーなホワイトカリー、数種のスパイス入りキーマカリーなど全9種もの手作りのおかずがのった豪華なお弁当です。
人気のお弁当なので内容や販売状況はSNSをチェックしましょう。そちらで事前予約もできますよ。
食後のデザートには、一皿でチョコと抹茶、両方のチーズケーキを楽しめる「うくらいまチーズケーキ」がおすすめです。チョコチーズケーキはしっとりとしており、濃厚なチョコがたまらない味わい。上にトッピングされた甘酸っぱい苺ともよくマッチしています。
愛知県西尾産の一番茶を使った抹茶のチーズケーキは、一口食べると上品な抹茶の香りが口いっぱいに広がります。甘さ控えめで、チーズのコクと抹茶の深みを味わえる一品です。
「歳時記ご朱印付きご縁餅セット」はご朱印巡りをしている方にも人気です。ご朱印は陽運寺のご住職が制作したもので、万葉集の和歌が書かれています。デザインと歌が異なる3種の御朱印から選べますよ。
注文を受けてから作られるお餅は、ほかほかと温かくもちもちの食感。トッピングの小豆のつぶ餡がちょうど良い甘さでお餅とも相性ばっちりです。「ご縁があるように」と5つのお餅が入っているので、見た目以上にお腹が満たされます。
寺務所前にあるテラス席では、朱色の野点傘や紅葉が艶やかな雰囲気を作り出し、非日常的な時間を過ごせます。山門の脇には、黒を基調とした落ち着いた雰囲気のテラス席もあるので、自分のお気に入りの席を見つけてみるのも楽しいですね。
ご近所さんやお寺の参拝者のほかに、彩り豊かなお寺弁当を求めて訪れるリピーターさんも多いのだとか。
お店のメニューはテイクアウトもできますよ。
年末年始、お寺弁当はお休みですがご縁餅やうくらいまチーズケーキ、ドリンクなどは販売しています。
1月5日を除き、1日~10日の間も営業しているので、初詣と併せて行ってみてはいかがでしょうか。

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