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木くずで作った本物そっくりのメジロが「繊細で素敵」と1.4万いいね 印象的な緑まで素材の色で表現

  • 2021年9月29日
  • Walkerplus

独特の緑がかった色とふっくらしたシルエットが愛らしい鳥であるメジロ。そのメジロを木くずで再現した作品がTwitterやInstagramに投稿され話題を呼んでいる。

■手乗りのメジロ、実は木工!毛並みや色を木くずで表現
作者は木工作家として活躍する鷲野愛未(@manamiwashino)さん。9月5日、自身のSNSに投稿したのは、手のひらの上に2本の脚で立つメジロ。体毛は木くずを一枚一枚重ねて表現しており、さらに淡い黄色の胸や薄茶の腹、特徴的な緑色の背までその色も塗装ではなく木の色をそのまま使っているというから驚きだ。

Twitterの投稿には1.4万件のいいねとともに、「繊細で素敵」「手のひら啄(ついば)みそう」「モフモフが伝わってきます」といったコメントが寄せられている。

■「羽根の形が木くずと似ている」散歩中の気づきから生まれた木くずの鳥
鷲野さんに作品作りについて話を聞くと、今回のメジロは約一カ月をかけて制作した作品で、印象に残るメジロの緑色はパロサントという緑色が濃い木材を用いているとのこと。また、「羽根のふわふわ感や目のうるっと感、嘴の硬そうな感じなど、それぞれ異なる質感でも木材で表現できるように気をつけています」と、鳥ごとの持つ質感や特徴を木で作り出すことを意識して制作したという。

作者の鷲野さんは今回話題になったメジロのほかにも、ペンギンやスズメなどさまざまな鳥を題材に木工作品として制作。羽ばたく姿の白いハトも「まるで本物」と評判を呼んだ。

これらの鳥をモチーフとした作品作りのきっかけは「木工の削りカスを活かしたい」という思いからだったという鷲野さん。

「豆皿や宝石箱などの彫刻作品を制作して、木の塊から形を削っていく時に、木の削りカスが木材から出ていました。削りカスはさまざまな木材の色がありゴミとして捨てるのがもったいないなと感じ、何かに活かせないかと考えていました。その時、公園を散歩していて鳥を見かけ、羽根の形が木くずと似ている上、鳥の色も木の色も自然の色味ということで制作できそうだなと思ったことが鳥作品のきっかけです」

今回の反響について鷲野さんは「作品を見た方が、自然の木の温もりに癒やされたり、何かこの作品から感じとっていただければ嬉しいなと思います」と話す。これまでの作品は公式サイトなどで公開されているほか、10月23日(土)に東京都品川区で開催される日本野鳥の会「コ・トリの市」内にて実物の展示も行われる予定だ。


取材協力:鷲野愛未(@manamiwashino)さん

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