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プリン×伝統の味で新しい美味しさも発見。醸造の町、碧南をスイーツ散歩

  • 2020年11月15日
  • ことりっぷ


三河湾に面した愛知県碧南市は、古くから醸造業が盛んで、特にみりんと白醬油の産地として知られています。昔ながらのみりん蔵や醤油蔵のほか、醸造業により栄えた歴史を物語る古い町並みも残っていて、のんびり街歩きをするのにぴったりです。今回はそんな歴史ある街で人気を集めているスイーツをご紹介します。みりんや白醬油を使った珍しいプリンやレトロでかわいいプリンを見つけたので、ぜひ散策しながら楽しんでみてください。
愛知県の中でも三河湾に面した碧南市は古くから醸造業が盛んで、酒蔵や醤油蔵が今も数多く残っています。なかでもみりんは、この地の名産として江戸時代から盛んに作られていて、今も4軒の醸造所があり、プロが愛用するほど。さらに碧南は白醬油の発祥の地とも言われていて、素材の色を活かして調理できる白醬油は和食には欠かせない調味料。木樽で熟成させた香り高い白醬油を今も作り続ける醸造所があり、日本料理には欠かせない調味料のルーツが碧南にあることに驚かされます。
みりんや白醬油というと、和食のイメージが強いですが、碧南市内ではスイーツに使ったメニューがカフェやケーキ店などで開発されていて、なかでも醬油のコクやみりんの甘味を活かしたプリンが人気を集めています。
三河湾などを臨む展望が人気のホテル「衣浦グランドホテル」のレストラン「ソレイユ」では、地味噌とみりんを使った特製みたらしソースとフルーツを添えたプリンアラモードをランチバイキングのデザートとして提供中。プリンは固めの食感で玉子の風味たっぷりのクラシカルなスタイルです。ホテル1Fのラウンジではみりん粕を使ったチーズケーキも期間限定で楽しめます。
老舗みりんメーカー「九重味淋」がプロデュースする「カフェ&レストランK庵」では、みりんだけの甘さで仕上げたプリンが名物となっています。「みかわぷりん」と名付けられたプリンは、1年以上熟成させた本みりんを煮切って作り上げた、みりんシロップが添えられていて、香ばしく深い味わいを堪能できます。ほかにもチーズケーキやかき氷など、みりんを使ったさまざまなメニューがあるので楽しんでみてくださいね。
さらに地元で親しまれている洋菓子店「お菓子の家アンファンス」では、ヤマシン醸造の白醬油を使った「白醬油プリン」や「白醬油マドレーヌ」(1個160円)があり、パッケージも白醬油をモチーフにしています。白醬油を入れることで、プリンの味が濃厚になり、後味はすっきり。白醬油を使うことで味が際立ち、砂糖は通常の2/3の分量で仕上げることができるとか。マドレーヌは醬油の塩気や旨味がチーズのようなコクを生み出しています。
ほかにも碧南市内には魅力的なプリンがたくさんあり、こんなレトロなプリンも見つけました。こちらは、モーニングやランチなど、幅広いメニューをハンドドリップした香り高いコーヒーとともに楽しめる喫茶店「珈琲館蔵人」の「プリンアラモード」。自家製ケーキや甘味などのスイーツが人気のお店で、昔から変わらない味で親しまれている一品です。ボート型の器もクラシックで、フルーツもたっぷり。幸せな気分になれますよ。
いかがでしたか。市内にはほかにもいろいろなプリンや地元調味料を使ったスイーツがあるので、食べ比べしてみてくださいね。碧南市観光協会のサイトでは、今回紹介したプリンなど16店舗が参加するスタンプラリーイベントを11月末まで実施していますよ。
碧南は農業も盛んで、人参や玉葱の名産地。三河湾に面した場所なので海産物も美味しい土地です。市内の美味しいプリンをきっかけに、醸造の町、碧南をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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