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63歳で会社を退職後、年金をもらいながらアルバイトをしたら、健康保険料の支払いはどうなる?

  • 2024年4月1日
  • All About

年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、63歳で退職した後の健康保険についてです。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、63歳で退職した後の健康保険についてです。

■Q:63歳になり会社を退職した後の健康保険料の支払いはどうする?
「来月で63歳になり、長年勤めた会社を退職する予定です。退職後は、年金は年200万円ほどもらいますが、年金をもらいながら厚生年金に加入せずアルバイト(年間100万円)をしたいと思っています。専業主婦の妻60歳と31歳のフリーターの子ども(年収120万円)がいるのですが、私の健康保険料の支払いはどうしたらいいですか?」(匿名希望)

■A:退職後は、健康保険は任意継続するといいでしょう
各市区町村の国民健康保険料の金額は、前年の所得と世帯の頭数で保険料が決まります。会社で加入する健康保険と比べて、高めの保険料になることが多いので注意が必要です。

健康保険は、現在の会社で加入している健康保険を最長2年間、任意継続することができます。妻は60歳以上で年収180万円以内、子どもは年収130万円以内の収入なので、相談者の扶養に入ることができるため、現在の健康保険に任意継続する方が有利と思われます。

念のため、市区町村役場に国民健康保険料を、健保組合または会社の総務等に任意継続の健康保険料を確認して、比較してみてはいかがでしょうか。

文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)

銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。

拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)

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