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「ライトダウン」 詳細解説

読み:
らいとだうん
英名:
Light Down

"環境省は2003年から、地球温暖化防止のために、施設のライトアップや家庭の照明を消すよう呼びかける「ライトダウン」を事業者や市民に呼びかけている。照明を消すことで、国民一人ひとりに地球環境や自分たちの未来について考えてもらおうという目的もある。毎年のキャンペーン期間は、夏至の日である6月21日から七夕の7月7日までで、特別実施日である両日に夜8時から10時まで全国のライトアップ施設や家庭に一斉消灯を呼びかける。

なかでも7日の「クールアース・デー」に実施される「七夕ライトダウン」は、夏の一大風物詩として定着している。2013年のライトダウンキャンペーンには、夏至に1万7000施設以上、七夕に1万8000施設以上が参加し、削減消費電力量は両日を合わせて約63万kWhに上った。また、約180施設が呼びかけ団体として参加した。一方、同年8月12、13日には、「伝統的七夕ライトダウン2013キャンペーン」が実施される。いわゆる旧暦の七夕に近い日であることからこの両日が選ばれた。

地方自治体では、札幌市の「さっぽろキャンドルナイト」、千葉県松戸市の「減CO2ライトダウンキャンペーン」、同じく市川市の「クールアース市川」、長野県高森町の「夏のライトダウン in たかもり」、四国地球温暖化対策推進連絡協議会による「ムーンナイトSHIKOKU」、熊本県の「くまもと夏のライトダウン+(プラス)」、沖縄県那覇市の「Light Down 星空観察会」などが行われた。また、兵庫県尼崎市など各地で「100万人のキャンドルナイト」に呼応した企画が実施された。

夏至や七夕以外の日にライトダウンを呼びかける地域もある。山梨県甲府市で行われる「ライトダウン甲府バレー」は、2013年は11月2日に実施される。「天の川の見える美しい星空を次世代に」を合言葉に、照明を消して甲府盆地から夜空を眺める催しだ。

民間の取り組みも盛んだ。電機大手の東芝は、毎年行っている「環境一斉アクション」のテーマとして2013年はライトダウンを選び、「TOSHIBA一斉ライトダウンキャンペーン」を実施。6月5日の「環境の日」に世界各地の拠点で一斉にライトダウンを行い、世界21万人の同社従業員が環境活動に取り組んだ。"

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