A: タマネギを1個炒めるのも10個炒めるのも、手間としてはさほど変わらない。作りすぎたときだけ冷凍するのではなく、次回以降の調理の手間を省くため、ちょっとした工夫が大切だ。たとえばタマネギはまとめて炒めて、小分けして冷凍する。ネギは小口切りにして冷凍する、ジャガイモはマッシュポテトにしてファスナー付きのパッグに入れて冷凍するetc。冷凍の際は、アルミトレーに並べるなどして、なるべく短時間に凍らせることもポイント。シーラーやストローを利用して、ストック袋の空気をできるだけ抜いておくとよい。
A: 農林水産省と環境省の試算によると、日本全体の食品廃棄物量は、平成13年度でざっと2200万トン。そのうち家庭から排出されるものが1200万トン、食品流通あるいは飲食店から排出されるものが550万トン、食品製造業からかすとして排出されるものが約400万トン。家庭から排出される食品ごみのほうが多い。また、農林水産省の平成14年の食品ロス調査で見ると、平成14 年の全世帯平均の食品ロス率は5.6 %、このうち廃棄が3.0 %、食べ残しが2.6 %。一人1日当たりの食品ロス量は68.3g。野菜類が21.9g、果実類が15.1g、調理加工食品が10.0gだった。家庭の食品廃棄物が、エコクッキングや節約レシピブームで、少しでも減ることが望まれる。