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「焼畑」 とは

読み:
やきはた
英名:
Slash and Burn Farming

山野や森で雑草などを焼き払い、その焼け跡を農地として利用する伝統的な農業手法。農地として短い期間利用した後に、自然の回復力で森林に戻す。焼いた後に残る灰を肥料にし、地力が弱ったら放置して数年〜数十年後に再び焼畑をして耕作する。このサイクルを繰り返すため地力を激しく消耗し、数年ごとに新たな農地が必要となる。伝統的な焼畑は日本でも宮崎県などで行われ、1960年代にピークを迎えたが今は衰退した。

一方、途上国などで移動耕作による非伝統的な焼畑が頻繁に行われ、森林破壊を引き起こしている。人口増加などに伴って、森林が回復する前に同じ場所を再び農地として利用するために土地が劣化してしまうのだ。また、泥炭などが露出して土壌から炭素などの栄養素が流出したり、火の不始末が原因で森林火災が発生したりすることが問題となっている。

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