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「降水量」 とは

読み:
こうすいりょう
英名:
Amount of Rainfall

雨や雪、雹、(ひょう)、霰(あられ)などが地表に降った水分の量を、水の深さで表した値。一定時間内に平らな地面にたまった降水量を、水の深さを表す単位のmm(ミリメートル)で測定する。雨などの液体の場合はそのまま水として、雪や雹など固体の場合は溶かして水にしてから測定する。

広さ1平方mの地面に1mmの雨が降った時の降水量は、1m(100cm)×1m(同)×1mm(0.1cm)=1000立法 cmで、ちょうど1リットルになる。気象庁は、地球温暖化による影響を検出するために、世界及び日本の年降水量平年比を毎年算出し、気温及び降水量の経年変化を監視している。日本の年降水量を求める際には、51地点を用いている。

国土交通省の「日本の水資源」(2013年度版)によると、地球上の年降水総量は約 57万7000キロ立法m/年で、陸上の年降水総量は約11万9000m/年となっている。このうち約 7万4000キロ立法m/年が蒸発散で失われ、約4万3000キロ立法m/年が表流水として、約2000キロ立法m/年が地下水として流出する。

年平均降水量の世界平均は約810mmだが、アジアモンスーン地帯に位置する日本では1690mmと約2倍になる。しかし、1人あたりの年平均降水量を比べると、世界平均が1万6000立法m/人・年であるのに対して、日本は約5000立法m/人・年と3分の1にも満たない。日本は水に恵まれた国であると思われがちだが、水資源量は想像されているほど多くないことを認識する必要がある。

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