大学時代から、留年して日高研究室に居候していたときの話です。ぼくが研究室に入った当時は日高先生はモンシロチョウが外部の世界をどう見ているかという研究をされていました。そしてゼミで、1942年発行のCottのAdaptive Coloration in Animalsという本に出会った。それがぼくが擬態の写真を撮り続ける原点になったのである。
「世界で一番美しい蝶図鑑」図鑑とのタイトルですが、英語タイトルは、The most beautiful photographs of butterflies という写真集的な本。A4変形大判160ページ、見開きに1枚から4枚の写真で構成、見応えのある本です。解説、英名、学名、写真撮影地、カメラなどの情報も満載です。