ムカシヤンマは幼虫が水の中ではなく、崖などの水がしたたり落ちるような場所に住み、水の中にはほとんど入らないという。
ぼくも、数回しか出会ったことのない珍しいとんぼだ。
数日前、福井県あわら市にある金津創作の森美術館を訪ねた。来年、そこで写真展を行うための、撮影と打ち合わせの旅だった。
敷地内は素晴らしく見える自然があったが、なぜか昆虫や鳥の影がとても薄い。理由はわからないが、見たところの環境が素晴らしい割に、あまりに虫が少ないので、ネオニコ農薬の影響でもあるのかなと思った。
しかし、珍しいムカシヤンマが1匹だけいた。ムカシヤンマがいたのにびっくりした。敷地内に大きな池があるが、そこにはオタマジャクシも食用ガエルのオタマが1匹見えただけで、他の場所でもオタマジャクシやアメンボが見当たらない。ムカシヤンマは湧き水に生息するわけで、農薬の影響はまず受けないだろう。
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