世界のカマキリ観察図鑑は今日配本の予定
前書きより
気に入った写真を撮るために。威嚇したカマキリにポーズをとってもらう。指を動かせば、カマキリを操ることができる。翅を広げたまま体を揺すって、あちらを向いたり、こちらを向いたり、カマをおおきく拡げたり、畳んだり、指一本でカマキリを操るのはとても楽しい。時には反撃にあって、指を挟まれてしまうこともある。結構痛い。こんな時、カマキリがもし大きかったら、ちょっと怖いかもしれないと思う。何しろ相手はこちらに向かって真剣に対抗してくるのだから、食べられてしまうことだってあるかもしれない。そんなことを夢想するのもまた楽しいことである。
本書に掲載されている写真はニセハナマオウカマキリを除き、白バック写真のものも含め、すべて棲息国内で撮影したものだ。素晴らしいカマキリを高画質で撮りたいと、白バック写真は深度合成といって、全ての場所にピントが合う撮影方法をできるだけ取り入れた。この30年間、世界中のカマキリを追い続けている。それでも世界に2000種以上と言われるカマキリの中で紹
介できたのは、ごく一部である。
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