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海野和男のデジタル昆虫記

ミドリヒョウモンのオスとメス

ミドリヒョウモンのオスとメス
2013年08月30日

 ミドリヒョウモンが元気いっぱい飛び回っている。
今が求愛の季節だ。昔、学生時代のゼミでドイツの行動学者マグヌスのミドリヒョウモンの求愛を学んだことがある。ミドリヒョウモンのオスは,翅の表のオレンジ色と裏面の暗色部が交互に見える羽ばたきに誘引される。模様や形は重要でないというものだ。実際より大きいモデルにより強く誘引されると言うのが面白かった。看板に美女が描かれていれば、実物より小さいより、大きい方が魅力的に見えるのと同じようなものだ。
 実際にぼくも羽ばたきモデルをつくって確かめたことがある。
見ていると,確かに飛んでいるメスに良く引かれるが、花にとまっていたりするメスにもオスはやってくる。ミドリヒョウモンのメス(下)の翅表を見ると、光線の当たり具合により暗緑色に輝く。これは構造色だろう。ミドリヒョウモンのオスは,他のヒョウモンより、近似種に引かれることが少ないように思うが、この構造色が目印になっている可能性もあるかもしれない。
 ミドリヒョウモンの求愛飛翔(高速度動画)をアップ。
 小諸高原美術館での写真展「海野和男の小諸日記」はいよいよ9月1日まで。海野は夕方4時ごろに美術館に寄る予定です

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