歌仙草が咲き乱れ、チョウが舞う。けれどここの固有種はナミヒョウモンが1匹いただけだ。それでも蜜を求めて様々なチョウが集まって来る。チョウのオアシスではある。この後心配していた草刈りが行われ、今はまったくチョウの姿はない。
カセンソウは外来種でない花としては、チョウが最も好む花の一つだ。見ても美しいから大切にしたい花と思う。
このため池にはヒメシロチョウ、ナミヒョウモン、ヤマキチョウ、ミヤマシジミといった貴重な種が生息発生している。ため池だから管理された自然で、草刈りが行われる。けれど草刈りの時期や方法で、自然は大きく変わる。
この10年、ミヤマシジミはここでは絶滅(最もミヤマシジミにはそれほど良い緩急ではないかもしれない)。
ヒメシロチョウは昨年の7月はじめはとても多かったが、産卵時期に徹底的な草刈りが行われて、それ以後昨年は姿を見ず。今年もわずか数匹を確認したのみだ。
ナミヒョウモンは今年は激減、やはり数匹確認したのみ。逆に今年多いチョウはウラギンスジヒョウモン。ただしここで発生しているわけではなく、花が多いので集まって来るものがメイン。ヤマキチョウは逆に今年はじめて産卵を確認した。
草刈りのやり方や時期が自然に与える影響はとてつもなく大きい。このため池の昨年秋の状況ははこちら
今年の現在の状況は画像をクリックして前に戻れば記事がありますので是非お読み下さい。
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