大人になった虫とり少年という本が送られてきた。すっかり忘れていたのだが,そういえば本にするから了承をという手紙が以前来ていた。この本の印税はすべて東日本大震災の被災者支援に寄付されるという。
取材編集は読売新聞記者の宮沢輝夫さん。知らなかったのだが,編者略歴を見たら宮沢さんは日本自然科学写真協会の会員だ。学生時代は今森光彦さんやぼくに憧れ、自然写真家を志したとある。
本書に登場するのはアーサー・ビナード、養老孟司、山本東次郎、奥本大三郎、海野和男、白川英樹、岡田朝雄、中村哲、藤岡知夫、福岡伸一、北杜夫、茂木健一郎の各氏。それぞれの人生や生き方が,元昆虫少年の編者によって、うまくまとめられていて面白いと思う。
北杜夫さんはこの取材の後、まもなくして亡くなられてしまったのだが、取材過程で,北杜夫さんが60年会っていなかった、フクロウこと橋本碩さんとの再会場面などじんとくるところもある。橋本さんは麻布中学時代、北さんが昆虫採集にのめり込むきっかけを作った人だという。
帯にアーサー・ビナード氏の言葉がある「こっちが環境を壊さない生活をしようと思ったら,昆虫とのつきあい方がとても大事になる。昆虫少年のや昆虫少女を多く育てることは、持続可能な農業や産業に繋がっていく可能性もある」
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