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海野和男のデジタル昆虫記

ヘリコニウスタイマイ(1992 ベネズエラ)

ヘリコニウスタイマイ(1992 ベネズエラ)
2007年12月13日

 1991年は夏は小諸、秋はコスタリカとパナマで過ごした。NHKの仕事でアカシアアリの撮影がメインだった。
 アリの仕事が済んだ後でエクアドルへ撮影に行く予定だった。切符も用意し、OTSという研究施設にスタッフ2人を置いて、12月にぼくだけ一時帰国をした。
 そのままとんぼ返りの予定だったが、海外が初めてという二人に、研究施設での生活はなじまなかった。いろいろあって、結局はその取材は1992年の夏に延期せざるを得なかったのが今では懐かしい思い出でもある。
 翌年はニューヨークの博物館で琥珀を撮影し、高校を出たばかりで、ぼくのところでバイトをしてくれていた若者とカラカスの空港で落ち合い、そのままベネズエラ、エクアドル、コスタリカと2ヶ月近い長い旅をした。その若者は、その旅ですっかり中南米が気に入ってしまい、今でも日本と中南米を行き来する生活を続けているらしい。
 ベネズエラでは、かねてから見たかったこのヘリコニウスタイマイに出会った。ドクチョウに擬態したアゲハチョウだ。おしっこをするところをうまく撮影できた。その旅の途中で44才の誕生日を迎えた。ぼくもまだまだ若かった。

 
伊丹市昆虫館で「いたこんでフォトコン」の公開講評会
12月16日(日) 13:30?15:30場所:スワンホール 予約不要
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