ミヤマダイコクコガネは明るい場所が大嫌いだ。とても神経質な昆虫で糞球作りは暗視カメラで撮影した。
けれど何とか普通の写真も撮りたいと、自動撮影をしていた。いつも明かりをつけっぱなしにしていた。撮影しようと近づくと動きを止めてずっと動かない。けれどそのうち糞球作りをはじめた。奥の方で見えなかったので糞球をずらすと、なんと仕事を続けてくれた。一度はじまった行動は、完結しないと気が済まないらしい。これはほとんどの昆虫に共通することだ。昆虫の撮影にはそうした昆虫の習性を知ることも重要だ。
けれど、そのダイコクコガネはその後は糞球を作ってくれなかった。
ビデオ用に卵のカットが必要だったので思い切って糞球を切ってみた。中には大きな卵が1つ入っていた。
◎デジタルフォト8月の連載はカブトムシのときめき4ページ
◎アサヒカメラ8月号はグラビアで「蝶の道」5ページ
◎学研CAPA8月号は見開きでホタル。こちらは10回露出でノイズを少なくするみたいなテクニック的な話にもなっている。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.