昆虫記の圧巻は、ファーブル白身も最も詳しく研究したスカラベ、つまり糞を団子にして転がしていく有名なフンコロガシである。ファーブルが研究した聖フンコロガシ、すなわちスカラベ・サクレは現在では別種のスカラベ・ティフォンという種であることが分かっている。そんなことはことさら重要ではないが、ファーブルの観察地であったアングルの丘は、今では新興住宅地になっていて、スカラベが好んで集まる羊の糞などどこにもない。
◎フランス取材中のため小諸日記の更新が滞るかと思います、そこでファーブルの生まれ故郷や虫たちを前もって準備した原稿で更新することにします。写真はほとんどが20年近く前の取材時のものです。現地からのその日のレポートも時々はいるのではと思いますのでご期待ください。
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