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海野和男のデジタル昆虫記

チョウの翅

チョウの翅
2006年10月06日

チョウの翅の色や模様は翅を覆っている鱗粉の色だ。翅自体は薄茶色の半透明の膜のようなもので、そこにソケットと呼ばれる穴のようなものがあり様々な色の鱗粉が差し込まれている。顕微鏡でで拡大してみると鱗粉はまるで屋根瓦のように規則正しく重なるように並んでいる。鱗粉はよく水をはじくので、チョウは雨に当たっても濡れない。朝早くには朝露が水玉のようにつくことがあるけれど、雨の日は翅にあたった雨滴ははじかれてしまう。チョウはまるでレインコートを着ているようなものだ。
 鱗粉を大きく拡大して撮影するには顕微鏡が必要になるが、普通のマクロレンズで翅を拡大して撮影してみれば、鱗粉が作り出す美しい翅の色や模様を写し出すことができる。さらにテレコンを付ければもっと大きく拡大することができる。
D80 105マイクロVR+テレコン

◎「デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真」が発売になりました。写真はすべてデータ付きで、写真撮影に使用したレンズは20本以上。一眼レフデジカメは14機種、コンパクトデジカメフが5機種。定価は2600円(税別)。版元のSBCrアマゾンのサイト、書店などでお買い求めいただければ幸いです。

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