高崎市の公園で、エゴノキの実につくエゴヒゲナガゾウムシを見つけた。大きく発達した頭を持つ、とても面白い姿のヒゲナガゾウムシだ。特にオスは左右に突出した突起があり、なんと複眼はその先端にある(写真右)。見た目の印象そのままのような、ウシヅラヒゲナガゾウムシという別名を持つ。
エゴノキの実を囓っているメス(写真左)は、産卵の準備をしているところだ。しばらく熱心に穴をひろげていたメスは、やがてクルリと向きを変えて、腹端を穴にさし産卵をはじめた。
エゴヒゲナガゾウムシの生息分布を見ると、本州、九州となっている。小諸あたりにもいてもよさそうだが、8月はじめのこの時期エゴノキを見ていなかったので気づかなかっただけかも知れない。小諸に戻ったら早速探してみたい。
20D 65mmマクロ
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