今朝は久しぶりに晴れた。
オオミドリシジミが活動するのは朝の10時前までだから、朝に晴れないと、その美しい姿を見ることができない。オオミドリシジミなどの緑色のゼフィルスの翅の色は構造色だ。光の当たる角度によって、翅が綺麗に見えたり輝きが消えたりする。今日の2枚は同じ個体だが、日の当たり具合で違って見えることが分かる。
アトリエの庭で発生しているミドリシジミの仲間では、もっと活発で、活動時間が観察しやすい時間だから、よく目立つチョウだ。ところが今年はたくさん飛んでいるのを見たのは今日がはじめてだ。それくらい今年の小諸は朝の天気が悪い。 この辺りは梅雨の季節も、雨がほとんど降らない年もある。降水量は通常年間1000mm以下だ。
小諸に来て15年、ここ数年は小諸でも梅雨らしい日が多い。今年は九州や四国は雨が少なく困っているそうだが、全国的に気候が少し変わってきているのかもしれない。
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