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海野和男のデジタル昆虫記

アイノミドリシジミの卵(高倍率撮影法)

アイノミドリシジミの卵(高倍率撮影法)
2005年01月09日

 庭のコナラに見慣れないゼフィルスの卵がついていた。アイノミドリシジミの卵のようだ。
アイノミドリシジミはアトリエの庭にも生息しているが数は少ない。コナラやミズナラの木のてっぺんの花芽に卵を産むので、卵も木に登らなければ見つからず、見かける機会が少ないのだ。今日、卵がついていたのは、庭のもっとも高くなっているところにはえている小さなコナラである。てっぺんの枝をたぐり寄せて見つけたが、小さな木には普通は少ない。
 卵の大きさは直径1mmに満たない。Eシステムには高倍率マクロがないのでE-300にOMアダプターを介してOM用のマクロ38mm/2.8という接写専用レンズを用い、ストロボはFL50を延長コードを介して使い撮影した。
 高倍率の接写では、絞らないと深度が出ない。けれど絞ると回折の影響で画質が悪くなる。フイルムの場合もデジタルの場合も同様だが、デジタルでは特に回折は問題になる。
 下が左はF11,真ん中はF16(上の写真と同じもの)、右がF22だ。このレンズの場合F16がもっとも良いことがわかる。F22では逆に深度が浅くなったと思われるほどぼけてしまう。11では被写界深度が足りない。それでもズイコーマクロ38mmは回折がかなり少ないレンズで、フイルムの場合とデジタルの場合で写りはほとんど変わらない。

日本自然科学写真協会(SSP)のHPに1月より一般向け画像掲示板ができました。さっそくE-300に魚眼コンバーターを付けて撮影した写真を入れてみました。皆様の写真の投稿をお待ちしています。
 SSPには写真だけでなく生き物や科学に詳しい方がたくさんおられますので、ご質問などがあれば、誰かが答えてくれるかもしれません。

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