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海野和男のデジタル昆虫記

コスモスに来たハチ

コスモスに来たハチ
2004年09月18日

各社から新製品の発表が相次いでいる。今日は新発売のEOS20Dを使ってみた。CCDの大きさは10Dと同じ。昨日まで雑誌の仕事で借りていた1DMK2よりCCDが小さいカメラだ。
 CCDが小さいのでこちらの方がアップの撮影には有利だ。100mmマクロでフイルム換算1.6×まで撮れる。また画面上で同じ大きさでハチを撮ろうと思ったら、上級機の1DMK2よりピントもやや深い点もよい。
 10Dで不満だった、起動時間の遅さは完全に解消されたようで、ストレスは感じない。この点が10Dでは最も不満だっただけに、よい改良だと思う。またRAWで撮ると、バッファーの解放から時間がかかる点も改善されているようだ。カメラ自体のバッファーは10Dと同じだから、RAWで連写できる枚数は減っているが、解放がはやいから逆に極端な連写さえしなければ、こちらの方が使いやすい。秒間5コマになったことや、シンクロが1/250に上がったことも評価できる。800万画素という画素数は1DMK2と同じである。秒8.5コマや耐久性がいらない人は20Dで十分だと思った。
 歴代のキャノンのフイルムカメラの中で、価格も含めてぼくが最も良い出来と思うのはEOS5であるが、そんな雰囲気がデジタルで戻ってきたという感じがした。
 ただ、当たり前に良くまとまっているので、新鮮味はなく、エクサイティングなカメラではない。それだけデジタル一眼レフも進化したということだろう。
 けれどぼくはもっと特徴のあるカメラの方が触っての楽しみはあると思う。使いこなすことによって自分の工夫でテクニックを使うのが好きだ。初めてでも簡単に撮れてしまうのがキャノンの最近のカメラだが、ものとしての魅力にはやや欠けると思った。ということで初めてのカメラの割に、今日写したのは60枚ほどと少ない。

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