クモの糸に緑色のマツの葉のようのものがひっかかって風に揺れている。そんな状況にであったら、もっとよくその緑色の物体を見て欲しい。ちょっと触ってみるのもよいだろう。それは多分、マツの葉ではなくオナガグモである。ちょっと刺激すると、脚をひろげて慌てて逃げ出す。
このところノイバラを見てまわると、このクモが多く見つかる。実に見事な擬態なのだが、その存在を知ってしまうと、風に吹かれて揺れる姿がよく目につくのである。
写真左のオナガグモは頭を下にとまっている。
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