今日でボルネオはサラワクの取材終了。
3週間以上の海外取材は久しぶりだった。数年前までは、年間100日を熱帯で過ごすこと目標にしていたのだが、日本の身近な自然により強く引かれるようになり、昨年は1969年以来、初めて熱帯に行かなかったとしになってしまった。
熱帯は昆虫の種類が多い。熱帯雨林は木の高さが高く、同じ面積の場合、日本の標準的な林の2〜3倍の容積がある。それにも増して植物は単位面積あたり10倍ぐらいの種類があるのではと思う。チョウを例に取れば大体熱帯地方は同じ面積に日本の5倍ぐらいの種類数が住んでいる。
それでもいざ見つけるとなると、木が高いのでなかなか見つからないものである。特に今回のように低地の熱帯雨林では、虫探しは難しい。小諸での昆虫探しの方がよほど楽であると言ってもよい。今回見つけた昆虫は9日から今日まで小諸日記に紹介したものがほぼ全てと言ってもよいくらいだ。
今回はE-1をメイン機材としたが、約2000枚撮影しトラブルも全くなかった。2000枚と言えばフイルム60本分である。フイルム時代は、今回ぐらいの旅行で大体100本撮影することが多かったから、デジタルからフイルムになって撮影枚数は少し減ったようだ。明日は日本に戻る。
写真は同じ場所に生えていた別種のウツボカズラ
E-1 14-54
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