青梅市立霞台中学校3年生の野崎日向さんがアルペンスキー2025-26ユースAの全日本強化指定選手となり、来季の世界大会(伊アルプチンブラ)へ向けた代表選考レースの出場権を獲得した。昨季の全国中学校スキー大会大回転2位、JOCジュニアオリンピックカップ大回転3位が高く評価された。(西多摩経済新聞)
野崎さんは4月30日、両親の康弘さん・春香さん、霞台中学校の神野孝彦校長とともに青梅市役所を訪れ、大勢待利明市長を表敬訪問し、指定選手入りを報告。「12月に行われる選考レースで代表2枠に入り、世界大会で優勝したい」と目標を力強く語った。
懇談の中で、夏は陸上競技の100メートルと走り幅跳びで全国大会を目指していることを披露。自己ベストは11秒88と6メートル15センチ。「7メートルを跳びたい」と意欲を見せた。
大勢待市長は「一番成長できる時期。文武両道、スキーと陸上の二刀流で頑張ってほしい」と激励した。
1歳でスキーを始めた野崎さん。3歳前には1人で滑れるようになった。長野のスキークラブに所属し、シーズンの週末はスキー漬けで過ごす。練習はゲレンデで4時間、その後は体力づくりに励む。技術とフィジカルの向上とともにメンタル面を強化してきた。
伸び盛りの14歳に周囲の期待が高まる。