トチノキの冬芽はネバネバした液におおわれている。これはたぶん食べられないための工夫と思う。ところが、そうとは知らずにただのぼってきたフユシャクのメスが、一匹、張りついてしまって抜け出せなかったようだ。そんな姿勢のまま息絶えていた。
だがメスはその場に大量の卵を残していた。孵った幼虫はトチノキの芽を食べるのか、冬芽のねばねばをうまく抜け出せるかなんともわからない。だがこんな状態でも、何匹かはうまく成長し、成虫になれるのかも知れない。
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