コンタックス・は1936年の発売。ドイツはドレスデンのツァイス・イコン製である。シャッターは1/1250まである。シンプルな構造の当時のライカに対し、コンタックスはこったメカニズムのレンジファインダーカメラで、バヨネットマウントと一眼式の優れた距離計を組み込んである
。ライカでコンタックスに匹敵するカメラは1953年のライカM3だから、コンタックスは当時の先進的なカメラであった。
戦後ドイツを占領したソ連はロシア製のコンタックス、キエフを作った。ほとんどコンタックスそのものというキエフが1987年まで製造されたという。その間ゆうに50年である。それは、いかにコンタックスが優れていたかを物語ってもいるのでもある。
実はぼくはコンタックスには触ったことはなかった。キエフの方は結構こっていて、値段が安いせいもあるがいくつも持っている。コンタックス・をそのままコピーしたと言われるキエフ2型は結構気に入っている。
クラシックカメラの本の完成した日に、自分でお祝いをしようと、このコンタックス・を購入した。キエフの方は形は好きなのだがシャッター感触がどうもしっくりなじまず、本家のコンタックスはもっと素晴らしいのではと、あこがれていたのだが、いざ本物のコンタックスを手にしてみると、キエフと全く変わらない感触なのである。一応、完全オーバーホール済みというコンタックスなので、こんなものかと思ったが、これでキエフ2が全くのコンタックスのコピーであると言うことが実感できた。
キエフ2は次のURLをクリックしてくださいhttp://eco.goo.ne.jp/wnn-x/unno/files/diary/1012907152.html
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