ヤママユはその繭から絹糸がとれる。天蚕とも呼ばれ古来より日本人に利用されてきた大型のガだ。幼虫がコナラやクヌギの葉を食べ、以前はアトリエ周辺ではビックリするほどの数がいた。86年、87年は特に多く8月中旬には一日50匹以上ののヤママユがやってきた。88年に福音館から出版した「蛾蝶記」では7月末から8月にかけての記録が連続写真で載っている。改めて見てみると8月の14日頃が最も数が多い。
ここ数年めっきり減ってしまったが、今日は20匹ものヤママユが灯りにきた。それにしても今日は8月30日、例年と比べてずいぶん遅い。卵の孵る春は暖かだったはずなのに不思議だなと思う。
昨年出版の「昆虫顔面大博覧会」初版はおかげさまで残部が少なくなりました。日本の昆虫300種あまりの生態図鑑としても使えます。ぼくが作った本の中でも自信を持ってお薦めできる1冊です。詳しくは http://www.jinruibunka.co.jp/books/pictorial_books.html#ganmen2をご覧下さい。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.