クラシックカメラで自然を撮るという本をまとめていて、載せたいのにまだ使っていなかったレンズがあることに気がつき撮影に行った。カメラそのものの写真も野外で撮影しているのだが、こちらの方もちょっと春らしい雰囲気がほしいなと何枚か取り直しをしている。今日はロシア製の使っていなかったレンズでの撮影した。カメラの方はあまり天気がよくなかったので、この写真のライカSL2にベローズをつけたものだけの撮影に終わった。クラシックカメラでの撮影は、勿論フイルムだが、カメラ本体のの写真は全てデジタルカメラで撮影している。これに結構のめり込んでいて。昆虫写真家が、カメラ写真家になったのではと陰口をたたかれそうである。
ところでベローズという接写用具とベローズ用の専用レンズの組み合わせというのは無限大から等倍以上まで撮影できるから、昆虫写真に極めて有効である。レンズの焦点距離の短いベローズ用レンズを使えば、無限は撮れないが、10倍の接写だってこなしてしまう。ぼくが写真をはじめた頃は、飛翔中のチョウもベローズで撮影した。今では考えられない話である。
海野和男とクラシックカメラ「クラシックカメラで自然を撮る」A4上製208pp。人類文化社より7月発行決定。ライカ。ローライ、ソ連製カメラ、アルパ、そしてニコンF、オリンパスOM1、ミノルタX1、キャノンF1など往年の日本の一眼レフも登場。デジカメで野外で撮影したカメラの写真200枚以上。そのカメラで撮影したネイチャーフォト300枚以上掲載予定。クラカメ図鑑としても、写真集としても使える楽しい本にします。請うご期待。
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