キジ小屋のそばに一匹のタヌキがうずくまっていた。かわいそうに罠にかかってしまったのだ。
弱っているのか、近づいてもこの姿勢のまま動く様子がない。しかし、よくよく見ると鋭い目でずっとこちらを睨んでいるのだった。敵意むき出しの恐ろしいほどの目。いつ飛びかかってきても不思議ではない。その迫力に、罠からはずしてやろうかという軽い同情心も一瞬のうちに消えてしまった。これは危険だ。
恐くなってその場を離れたけれどやはり狸のことが気になる。
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