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【妊活】「やっぱり生理きました」妊娠できず落ち込む妻と「まだ2人でもいいと思っている」夫の温度差を描く妊活漫画に共感の声【著者に聞く】

  • 2025年1月22日
  • Walkerplus

妊活を始めたものの、今月も生理が来た。妊娠検査薬を試したあとに生理がきたせいで、落ち込みも激しい。「病院に行こう?」という妻に対して、夫は「できてもできなくてもどちらでもいい」というスタンス。そんな夫婦の心のすれ違いと歩み寄りを描いたチャン・メイ(@masondixon402)さんの創作漫画「月と太陽」には9000を超えるいいねがつく。今回は、チャン・メイさんに制作の経緯など話を聞いた。


■生理が近くなると「期待しちゃう自分と冷静な自分と板挟み」になる
「月と太陽」01
「月と太陽」01 / 画像提供:チャン・メイ(@masondixon402)

別の仕事と漫画家を兼業中のチャン・メイさん。漫画を描き始めたきっかけを聞くと「新卒から勤めていた前職を辞めようと思ったとき、ふと、会社を離れたら私は何ができるんだろうと思い、描き始めました」と、話す。

「月と太陽」02
「月と太陽」02 / 画像提供:チャン・メイ(@masondixon402)

本作「月と太陽」は、「そろそろ子どもが欲しい」サエと「まだ2人でもいいと思っている」トシの夫婦を描く。制作のきっかけは「自分が不妊治療をしていたタイミングだった」と、話すチャン・メイさん。「不妊治療で1番大事なのは夫婦の温度感だと思ったので、それをテーマにしたいなと」妊活というテーマで起きやすい、すれ違うカップルの心を丁寧に描いている。

「月と太陽」03
「月と太陽」03 / 画像提供:チャン・メイ(@masondixon402)

今月も生理が来てがっかりしてしまうサエ。トシの方は、「できてもできなくてもどちらでもいい」というスタンスだ。サエが勇気を出して「病院に行ってみない?」と言うと、トシは「それは付き添ってってこと?」と、自分には関係ないという返しで、不妊についてあまりにも無知な発言にイライラしてしまう。女性には「産めるリミット」がある。サエは思わず「もっと当事者意識を持ってほしい」と棘のある言い方をしてしまい、さらに自己嫌悪に陥る。そんな姿に多くの共感の声が届く。

「月と太陽」11
「月と太陽」11 / 画像提供:チャン・メイ(@masondixon402)

「妊娠にあたり、自分が女性として果たすべき責務にちょっと息苦しくなってしまうことってあると思うんです。この漫画がそういうネガティブな雰囲気になるのは嫌だなーと思って、なんとなーくサエとトシは中性的な容姿で描こうと思いました」と、チャン・メイさんは本作を描くうえでこだわったところを話す。

「月と太陽」12
「月と太陽」12 / 画像提供:チャン・メイ(@masondixon402)

感動の声が集まったのは、ケンカ後のトシの歩み寄り方。「お互いが違う生き物と理解したうえで、歩み寄る旦那さまがすてき」「君の人生は俺の人生、なんてすてきな言葉なんだろう」などの声が届いた。「たくさんのコメントをありがとうございます。今、制作中の漫画も共感性の強いテーマで描こうと思っているので、よければフォローして待っていただけるとうれしいです」(チャン・メイさん)。次回作も非常に楽しみである。

「月と太陽」13
「月と太陽」13 / 画像提供:チャン・メイ(@masondixon402)

チャン・メイさんは、そのほか「大体30ページくらいの読み切り漫画を描いています。マッチングアプリで出会った男女の話や、妊活に向き合い始める夫婦の話など、自分に起きた出来事を題材にした漫画が多いです。あ、でも最新でアップした、熱を出して修学旅行に行けなくなった高校生の話は完全にフィクションです(高校生だったのはもう十数年前なので…)」飼っていた犬が虹の橋を渡ったときの心情を描いた「今日の夕方にはお別れです。」も心に響く。



取材協力:チャン・メイ(@masondixon402)

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