「もう怖くて乗れないかも…」一番速い走り方“駈歩”の練習で乗馬女子に立ちふさがった壁。「先生が見ている時しか走らない馬」に苦戦!?【作者に聞く】

三日坊主な30代女子。夢中になれる趣味が見つからず、だらだらと休日を過ごす日々…。そんな私がついに出合った“運命の趣味”は、乗馬でした！

乗馬や競馬など馬全般が大好きで、馬を描いたイラストやコミックエッセイをSNSで発信している小村ことみ(@komurakot)さん。ウォーカープラスでは「ゆるっと乗馬生活のススメ～馬の背中はあたたかい～」と題し、三日坊主で無趣味だったという小村さんが乗馬にドハマりしていく様子を描いた実録漫画を、乗馬初心者に役立つ知識が満載のコラムとともに連載形式でお届けする。

「趣味が欲しい」「運動不足が気になる」「動物が大好き！」そんなあなたも、“ゆるっと乗馬”を始めてみませんか？



今回は、乗馬クラブで習う走り方の中で最もスピードが速く、壁にぶつかる人も多いという「駈歩(かけあし)」について。

――駈歩について、苦労したという体験談をよく見聞きしたそうですが、どのようなものがありましたか？

まず駈歩をさせるのが難しい、という声が特に多かったです！速歩をさせるときは常歩の合図を強めていくようなイメージなのですが、駈歩の合図はまた違います。本文中にもありますが、脚の強さや手綱の張り、自分の姿勢など、今まで以上に求められるものがシビアになっていると感じました。

――駈歩にはじめて成功したときの感想を詳しく教えてください！
「ぱからっぱからっ」というリズムを体で感じられて、自分がレベルアップしたような気持ちでうれしかったです！実際には実力ではなかったわけですが…(笑)。

あとは、速歩では上下の揺れを感じましたが、駈歩では前後に大きく揺すられるので、揺れが明確に違うことにびっくりしました。

――「1歩目の揺れが特に大きい」など、馬によって走り方にもさまざまな特徴があるのですね。小村さんが今までに乗ったことのある馬の中で、ほかに走り方が特徴的だと感じた馬はいますか？

左回りでは動きがスムーズだけど右回りはぎくしゃくする子…という子は結構いるのですが、逆に右回りが得意な子に会うとちょっと珍しいなと感じます。

あとは、文字にするのが難しいのですが駈歩のリズムが独特な子がいます。「ぱっからっぱっからっ」みたいな…(笑)。特徴的な馬について会員同士で話すと「わかるわかる！」と盛り上がったりします。