体重に囚われない! / (C)years/PIXTA(ピクスタ)
「ピザはさすがに…」「お酒はさすがに…」の振りを、「問題ないです!」と笑顔で一刀両断! YouTubeで超ボジティブなダイエット法を発信し、チャンネル登録者83万人超(2025年5月現在)の人気パーソナルトレーナー・片倉岳人さんをご存知ですか?
片倉さんが提唱するのは、継続力ややる気に頼らず「1%以下、最少の努力」で始める低ハードルなダイエット。ストイックにやりすぎず、「自分の生活に無理なく取り入れられるダイエットを一歩一歩進めよう」と背中を押してくれます。
重視すべきは体重より体形、ハードな筋トレや食事制限よりも継続が大事。何か一つでも実践してみれば、結果はきっとついてくるはずです!
※本記事は片倉岳人著の書籍『結局これが一番やせる! 努力0.1%ダイエット』から一部抜粋・編集しました。
体重よりも、体脂肪を落とすことが大事
ダイエットを始めようとしている人は、まず「体重を落としたい」と思っている人が大半だと思います。ですが、いざスタートしてみると、体重はすぐには落ちないもの。でもそれで大丈夫、まったく問題ありません。一気に体重を落とすと脂肪と一緒に筋肉も落ちて逆に体が引き締まりづらくなるので、むしろ少しずつ落とすことを心がけてください。みんな急なカーブを描くようにガクッと減ることを想像していると思いますが、ゆるやかなカーブが理想なんです。それが無理をして痩せているのではなく、順調に痩せているという状態です。
体重がゆるやかに減り、すっきりとした体形に変化していくためには、適度な運動が必須です。筋トレはわかりやすく変化が出るのでおすすめですが、苦手な場合は、軽い有酸素運動でもいいと思います。体形に変化の出るスピードは筋トレよりやや遅いですが、運動をしていない人と比べると、その差は歴然。
あと、運動不足だと、脚とお腹の脂肪がすごく落ちづらいんですね。スキニーファットといわれるんですが、四肢は細いけどお腹だけ脂肪がついているタイプは、典型的な運動不足なんです。そうなると、体重は問題ないけど、スタイルよくは見えない。この状態だと、ダイエットの達成感はあまり感じられないと思います。体重よりも体形(=体脂肪)を整えることを考えてみましょう。カロリー管理、タンパク質の摂取、無理なく続けられる運動。基本をしっかり押さえることが近道になります。
体重はゆるやかに減らすこと
体重はゆるやかに減らすこと / (C)片倉岳人/KADOKAWA
著=片倉岳人/『結局これが一番やせる! 努力0.1%ダイエット』