
ハイボールといえばウイスキーとソーダが定番の組み合わせだが、さまざまなスピリッツについてもソーダで割って楽しむという新スタイルがじわりと広まっている。なかでも注目は、ラム酒をソーダで割ったラムハイボール。クセのない香りと味わいが受けて、20代を中心に多くのファンを獲得している。
■リッチなラムを、ハイボールでシンプルに味わう
ラムハイボールとは、ラムをソーダで割ったシンプルなドリンク。スムーズな味わいで、カクテルにも頻繁に使用されるラムを使うことで、ウイスキーのハイボールとは少し違う、クセのない香りと味わいに。
■識者が語るラムハイボールの今
東京・吉祥寺のラム酒専門バー「SCREW DRIVER」は、カリブの島々を巡って直接買い付けた日本未入荷の商品や超希少なオールドボトルなど常時600種類のラムを取りそろえる。日本ラム協会の会長でもあるオーナー・バーテンダーの海老沢忍さんは、スピリッツをソーダで楽しむ新潮流について、次のように語っている。
「どのスピリッツもソーダ割で楽しむ文化が広がっています。ラムも例外ではなく、ソーダ割でシンプルに楽しむ方々は増えてきています。また当店では、海外のお客様が増え出しただけでなく、20代のお客様が急激に増えました。しかもカクテルを飲みにではなく、ラム自体に興味を持ってくださり飲みにいらっしゃる方が増えました」
ラム酒専門バー SCREW DRIVER
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-15 東永ビル4階
営業時間:18時~25時 ※年末年始は休業
■こってり料理と相性抜群
サッポロビールによると、ハイボールには唐揚げ、レモンサワーには焼き鳥が合うと言われているように、ラムハイボールにも合う料理が存在するという。それは、味の濃い「こってり系料理」。サトウキビを原料とするラムは肉料理との相性がよく、なかでも豚肉とはベストマッチ。豚の角煮や生姜焼き、やきとん、焼き鳥、お好み焼き、串カツなどとの親和性が高い。また、SNS上ではソース焼きそばやナポリタン、チーズナンと一緒に楽しむという声も見られる。
■ハイボールにおすすめのラムは?
世界No.1(※2023年1〜12月販売数量:IWSR社調べ)ラムブランドのバカルディから、ラムハイボールにおすすめの商品を紹介。
■バカルディ ゴールド
1862年、あらあらしいラムとは異なる洗練されたスムースなフレーバーのラムを開発する目的で、ドン・ファクンド・バカルディによって製造された世界No.1プレミアムラム。2年〜3年間オーク樽で熟成し、リッチで厚みがある味わいが特徴的だ。ハイボールに最適なだけでなく、ラムレーズンなどの菓子作りにも重宝されている。ラムハイボールにすると、樽香を感じさせながらも、スムースでほのかな“コク”が感じられ、料理との相性が抜群。ウイスキーのスモーキーさが苦手な人におすすめ。
アルコール分:40%
容量:750ミリリットルびん
価格:オープン価格
ニーズがどんどん伸長中!
サッポロビールによると、バカルディゴールドの販売状況は、家庭用の取り扱い店舗数で前年比約2.2倍、販売金額で約1.7倍、飲食店の取り扱い店舗数で約1.9倍と大きく伸長している。「ウイスキー愛好者の約2割が現状の味わいに完全には満足していないことから、新たな風味を求める消費者のニーズにラムが応えている可能性があります」と分析している。
■バカルディ レゼルバリミターダ
アメリカンオークで長期熟成したのちに再度チャコールろ過を行い、ブレンドしてから数カ月のマリッジを行った、バカルディラムシリーズでも最高級の贅沢な商品。長期熟成ラム特有のタンニンやフルーティなエステル香に加え、豊かなバニラの香り、リッチでスムーズな味わいと余韻の長さが魅力!
アルコール分:40%
容量:750ミリリットルびん
価格:参考小売価格1万2500円(税抜)
販売チャネル拡大でより身近に
従来サッポロビールの自社サイト「KANPAI +(カンパイプラス)」のみでの取り扱いとなっていたバカルディ レゼルバリミターダだが、2022年11月に販売チャネルが拡大。消費者のより身近な存在に。
バカルディハイボールの作り方
1. タンブラーに氷を多めに入れる
2. ラムを30~40ミリリットル注ぐ
3. よく冷えたソーダを1:4の割合でゆっくり注ぐ
4. 炭酸が抜けないように縦に1回ステアして完成
ラムが香る進化系ハイボールが気になるという人は、ぜひ上記の作り方を参考に試してみてはいかがだろうか。
※飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
※記事内の価格は特に記載がない場合はサービス料・税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。