
コロナ禍から本格的に脱却し、以前のように海外旅行を気軽に楽しめるようになってきた今日この頃。とは言え、旅先でのトラブルはいつの世も突然降り掛かってくるもので…。今回は、世界各地を旅する漫画家の五箇野人(@gokayajin)さんがSNSに公開したエッセイ漫画「海外の空港で出国不可を宣告された話。」を紹介。あわせて、作者の五箇野人さんに本作で描かれた体験の裏側などについて話を聞いた。
■「予定外のことがあっても『これがいい出会いにつながる』と考える」
自分の身に起きたことを想像して、「思わずゾッとしてしまった」といった反応も多く寄せられた本作。解決のために取った行動や、無事出国に至るまでの顛末を追体験できる貴重な作品だが、五箇さんは「自分としても初めての出来事だったので、今後旅をする方たちの参考になればと思い漫画で共有しました」と本作を描いた経緯を明かす。
トラブルへの現実的な対応や不安とは対象的に、五箇さんのポジティブ精神も印象的に描かれているが、「予定外のことがあっても『これがいい出会いにつながる』はいつも思っていることです。旅はいつもほぼ計画通りにいかずイレギュラーな事態ばかりなのですがそのタイミングのズレや様々な変更が、結果的にいい人との出会いに繋がっていたりして。
『アレがなかったら出会えてなかった』という体験をたくさんしているので。トラブルの際も、一旦ヘコんだあと、それを思い出して自然とポジティブになるようになっています」と、これまでの経験からトラブルをポジティブに乗り越えていく心構えを明かしてくれた。
読者から多くの反響が寄せられた本作。中でも印象的だったコメント等を尋ねると、「追体験を楽しんでいただけたのは本当に嬉しいです。あとは大使館と領事館の違いなど、トラブルへの対処に対して参考になったという旨の反応をいただけたのも描いてよかったと感じました」と振り返った。
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取材協力:五箇野人(@gokayajin)