それ、言っちゃだめー!「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ…」死亡フラグを粉砕する“ゴリせん誕生秘話”を漫画作者に聞いた

  • 2023年2月12日
  • Walkerplus

「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ…」「後で追いつくから先に行け」といった、いわゆる“死亡フラグ”にスポットを当てたゴリラ漫画…もとい、体育教師のゴリせん(※ゴリラ先生)」が主人公の『〇〇で死ぬタイプの体育教師』シリーズが人気だ。


この創作漫画を描いているのは、“死亡フラグクラッシャー”の体育教師「ゴリせん(※ゴリラ先生)」が主人公の『〇〇で死ぬタイプの体育教師』シリーズを発表している酒井大輔(@sakai0129)さん。現在、ヤンマガwebで『ゴリせん』を連載しており、2022年10月20日に『ゴリせん~パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師~(4)』が発売されたいま大注目の漫画家だ。

今回、酒井大輔さんに『ゴリせん』の伝説回である第1話についてインタビューを実施。ゴリせんの設定が生まれた経緯や、ゴリせんシリーズを続けようと思った理由について話を聞いた。

■1話のデザインがある意味没デザイン

――ゴリせんのキャラ設定を思いついたのはどういったタイミングですか?

【酒井大輔】実のところ、当初はキャラ設定など全然なくて、1話を作る際に真っ先に殺されるタイプの体育教師(校則にうるさい、ゴツイ顔)みたいなコテコテのキャラを当てはめて作っただけなんですよ。思いついたという実感はあまりなく、1話投稿時に「実はいい人そう」「卒業式の日に泣いてそう」とか読者のリプライで肉付けされていったような感じがします。

――なるほど、描きながらキャラが固まっていんたんですね。ゴリせんのボツイメージがあれば教えてください。

【酒井大輔】キャラデザは3話目くらいから「これから描き続けるなら主役っぽいキャラクターデザインにしないと!」と思って作ったデザインを採用したので、1話のデザインがある意味没デザインです(笑)。

――1話のストーリーを作る際に悩んだ点、苦労した部分あはりますか?

【酒井大輔】これに関しては全然ありませんでした。勢いで作れた気がします。

――1話の反響を覚えていますか?どのような反響でしたか?

【酒井大輔】ずっと通知がなっていたのが怖かったです(笑)。あと、オチに笑うというよりゴリせんのキャラに注目するリプライが多かったのに驚きました。

――開井一輪(1話に登場する怪異キャラ)はその後、主要キャラに格上げになっていきますが、1話当時に想像がつきましたか?

【酒井大輔】全然考えていませんでした。もう二度と出す予定はなかったのですが、なんであんなことになってしまったのか。

――ゴリせんの漫画を続けようと思った理由を教えてください。

【酒井大輔】「1万いいね」を超えたら続きを描こうかなと思っていたのと、「もっと読みたい」という声があったのが大きかったです。元々は「パニックもので真っ先に死ぬタイプの体育教師」か「真っ先に死ぬタイプのチャラ男」で迷っていたので。続きはチャラ男で描こうと思っていたのですが、ゴリせんのキャラに対する言及が多かったのでオムニバス形式ではなく2話目もゴリせんが主役になりました。


取材協力:酒井大輔(@sakai0129)

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