21日は九州や四国で滝のような雨のおそれ 近畿や東北も激しく降る 道路の冠水注意

  • 2025年5月21日
  • tenki.jp

21日(水)の午後は、九州や四国に発達した雨雲がかかりやすく、局地的には滝のように非常に激しい雨の降るおそれがあります。近畿や東北では所々で激しい雨が降るでしょう。夜の帰宅時間にかけて、道路の冠水などに注意が必要です。

二つの前線付近で雨雲が発達 猛烈な雨も

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今日21日(水)は、梅雨前線が九州南部に延びており、別の前線が東北北部に延びています。
このため、九州や東北北部では朝から広い範囲で雨が降っており、所々に活発な雨雲がかかっています。

鹿児島県の種子島にある南種子町では1時間に81.5ミリの猛烈な雨を観測したほか、屋久島町では1時間に57.0ミリの非常に激しい雨が降りました。
また、秋田県北秋田市では1時間に41.5ミリの激しい雨が降るなど、九州だけでなく東北北部でも雨の降り方が強まっています。

午後も非常に激しい雨のおそれ 帰宅時など道路の冠水に注意を

九州や四国は今夜にかけても広く雨が降り、激しい雨や雷雨になる所があるでしょう。九州南部や高知県を中心に、局地的には滝のように「非常に激しい雨」が降るおそれがあります。「非常に激しい雨」とは、水しぶきであたり一面が白っぽくなるほどで、道路があっという間に冠水するような雨の降り方です。大雨による土砂災害、低い土地への浸水などにもお気をつけください。

また、中国地方や近畿も次第に雨の範囲が広がり、降り方が強まるでしょう。夜にかけて局地的に激しい雨や雷雨がありそうです。東海も夜遅くなるとあちらこちらに雨雲がかかるでしょう。

東北北部は夜にかけて雨や雷雨で、局地的に激しく降るでしょう。激しい雨が降ると道路が川のようになって、高速道路ではブレーキが利きにくくなることが考えられます。車の運転は注意が必要です。

冠水道路は危険 車での走行は避けて

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大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。

浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。

車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。

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