リースを作る際、観葉植物などをよく使用しますが、多肉植物を使うと一味違った味わいが出ます。
普通緑色が中心になるものも、多肉植物なら色彩豊かなため、グラデ―ジョンが映えることでしょう。
リースとは、花や葉で作られた装飾用の輪のことです。
室内の壁やドアなどに飾られ、クリスマスなどに飾られるのが代表的です。
古代ローマ帝国で祭事の際の冠として身に付けられたことが始まりで、威信の象徴として知られ、結婚式などの特別な行事にも用いられていたものです。
基本的にリースの作り方は多肉植物でも普通の植物でも変わりません。
材料は亀甲金網、針金、爪楊枝(ピンセットでも可)、水苔、培養土です。
金網は百均のザルなどの底を切ってドーナツ型に加工しても構いません。
飾りとなる多肉植物は切る際に茎などを少し残して土台に挿しやすくしましょう。
色合いなどはあなたの好み通りで構いません。
自身のセンスのおもむくままに飾り付けの植物を用意してください。
さて、リースの作り方ですが、用意した金網の上に水苔の水を絞り、しっかりと敷き詰めます。
そして、水苔の中心に培養土を敷いて、円形になるように金網を折り曲げます。
合わせ目は針金などで固定してください。
固定したら、ドーナツ型になるように端と端も固定します。形がいびつで気になる場合は、上から押さえつけるなどして形を整えると良いでしょう。
何処かへ吊るす場合は、針金や紐などを通して輪っかを作ると良いです。
後はその土台に爪楊枝やピンセットで穴を開け、植物を刺していきます。
刺した花がぐらつく場合は、同様に穴を爪楊枝などで塞ぎましょう。
穴を埋める時に植物を傷つけてはいけません。
なお、この際に時計回りに順番ずつ植えていくことがコツです。
後は一ヶ月から二ヶ月ほど吊るさずにそのままにしておくと、根が張りますので完成です。
リースは古代ローマから続き、今は北欧やキリスト教圏内で親しまれているものです。
日本でも、北欧の映画などでインテリアとして知られました。
多肉植物など色々と植物を育てている人は、クリスマスなどを期にリースを作ってみてはいかがでしょうか。