縁かがりをしてから一度だけ折り上げて手縫いで縫う「二つ折り奥まつり」。おもて側からステッチが目立たないので、スーツなどのフォーマル着やステッチを目立たせたくないデザインのアイテムに使います。
今回は縫い代の始末のひとつ、「二つ折りの奥まつり」をご紹介します。
二つ折りの奥まつりとは袖口や裾の端処理として行います。
布地がほつれてきてしまわないように、端部分に裁ち目かがりのステッチやロックミシンでの縁かがりをしてから、一度だけ折り上げて手縫いで縫います。
おもて側からステッチが目立たないので、スーツなどのフォーマル着やステッチを目立たせたくないデザインのアイテムに使います。
それでは、はじめていきましょう。
今回使う布地はそれぞれおもてとうらが分かりやすいように、表裏の見た目が違うものを使っていきます。今回は2.5cmの縫い代で二つ折りしていきます。
布端に裁ち目かがりのステッチをかけていきます
布地のおもて面を上にして縫っていきましょう。
布地のうら側から、縫い代をできあがり線で折ります。
定規で測って折り、アイロンをかけます。
アイロン定規があると折り上げたい幅のラインに合わせて、縫い代を手早く折ることができます。
針と糸の準備をします
針に糸を通して糸の端に玉結びをしましょう。
二つ折りにした縫い代の端を手前に折り返して、まつり縫いをしていきます。
布端から0.5cmくらいのところを、少しだけすくいます。
次に0.5cmくらい先に進み、向こう側の布をごく浅くすくいます。
0.5cmくらい先に進み、手前の布をすくいます。
これを繰り返していきます。
これで二つ折りの奥まつりができました。
基本的な工程なので手早くきれいにできると、ソーイングがもっと楽しくなりますね。
YouTube動画
こちらで紹介した手順は動画で見ることができます。是非ご覧ください。
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