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第14回 バレエダンサー&モデル / 佐々木美緒さん
「大人のバレエ」が大人気! シェイプアップ効果も…

  • 2008年5月1日

フランスでは、国が芸術を支援!

 クラシックバレエは、ルネサンス期にイタリアで生まれロシアで完成した総合舞台芸術の一つですが、バレエはフランスで発達したため、バレエの振付用語は基本的にはフランス語です。美緒さんは「パリ・オペラ座バレエ」の体の使い方などを学びたいとフランスへ短期留学しています。フランスと日本との違いなどについて聞いてみました。

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愛犬(コーギー)のメープルと公園で
 「フランスでのレッスン内容は、日本の本格的なバレエ教室と特に変わりはありませんでした。ただ、生徒の心持ちが全く違います。生徒のほとんどはバレエダンサーになる目的で通っていましたから。日本はどちらかというと、『お稽古』という感じですが…」ん〜確かに!

 「所属のバレエスクールだけでは息が詰まってしまうので、休日はたまに他のスタジオのオープンクラスを受けに行っていたのですが、ビックリすることに更衣室もシャワー室も男女一緒なんです!みなさん平気で話しながら着替えてましたが、これには一番驚きました」
 そして、「お風呂に浸かる習慣がないようで、お風呂大好きな私としては戸惑いました」と、シャワーだけの生活には慣れなかったようです。

 「今はだいぶ変わってきたようですが、日本は、ダンサーが職業として成り立ちにくい環境です。男性の場合は、もともとバレエ人口が少ないので、そうでもないようですが。女性の場合は人口も多く、大手のバレエ団に入っても、出費が多いようです。フランスではどんなに小さなバレエ団でも、ダンサーに出費させることは少ないようでした。国が芸術を支援する体制が出来ているからかもしれません。レッスン料も日本の約半分でした。
 パリは、どこを見ても美しい写真のような風景でした。フランス人は美意識が高く、芸術を愛している人が多かったです。食べものでも“見た目が第一”といった感じで、食べるのがもったいないくらいの“作品”を作ってくれる友人がいました」と、懐かしそうでした。

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SONYデジタルカメラのカタログで、モデルとして

 自分自身のカラダのケアに関しては
 「美しいカラダを作るため、自分の体と対話することが大切です。ダンサーはほぼ毎日レッスンをしています。それにより、その日の自分の体の調子を感じて、リハーサルにつなげます。バレエもモデルもその日のコンディションがバッと見で分かってしまいます。なるべく疲れを溜めないように、定期的にマッサージを受けたりして体をケアしています。食事もインスタント食品は避け、新鮮な野菜や果物を多く摂るようにしたり、休みの日は愛犬と長時間広い公園で散歩したり、ココロもケアします」
 愛犬の食事にもドッグフードは使わず、「納豆おじや、豆乳リゾットなど作ります。玄米が好きで、白米だと時々吐いたりして体調を壊してしまうのですが、玄米だとそんなこともないんです」と、まるでマクロビアン?というようなコーギー犬です。

 「今後もバレエやモデルの仕事の両方と上手く付き合っていけたらと思います。30代、40代になって気付いたら体がボロボロとならないように、健康には気を付けていきたいです」

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