フォロワー数は26万人超えと、X(旧Twitter)の公式アカウントが大人気のJA全農広報部さん。野菜の情報をたくさん発信し、「まるごと焼いた」「ドカンと食べた」など、ダイナミックなレシピ提案が話題を呼んでいます。
そんな全農広報部さんが、野菜をおいしく食べるための知恵やコツをたっぷり伝授! おなじみの野菜の意外で超簡単な絶品レシピをはじめ、旬の時期や選び方、ムダにしない保存方法など、知っているようで知らなかった情報が満載です。
第10回料理レシピ本大賞【料理部門】準大賞を受賞した、野菜のおいしいヒント集。健康のためにもっと野菜を摂りたい人も、野菜を最後まで上手に食べ切るアイデアがほしい人も必見です!
だまされたと思ってチャレンジレシピ
生ピーマンの肉詰め

ひき肉を油で炒め、醤油と砂糖で甘辛い味の肉味噌を作り、半分に切ったピーマンにこんもり盛る。フィンガーおつまみにも最適。
*こんがり焼いた肉詰めは最高ですが、生ピーマンはまた違った味わい。ピーマンボートが食べやすい。肉味噌は醤油味でも味噌味でもいい感じ。
やみつきの先駆者ピーマンは
種もわたも食べられるツワモノ
苦くて嫌いという子どもも多いピーマンですが、大人になるとなぜか好きな人が多くなる……。“無限ピーマン”の大ブームでさらに身近な野菜になってきましたが、へたをとって、種をとってわたをとって……という手間が案外めんどくさいのでは?
実は、種もわたも食べられるんです。肉詰めや炒め物は種ごとでもOK。これでぐんとハードルが下がったピーマンの調理。縦切りか横切りかがおいしさを左右するので、意識して使い分けてみるといいですよ。
<広報部さんのつぶやき>
ごま油がいい仕事をしてくれる じゃこピーマン
『簡単だけど、香ばしくて、まあ、なんともビールによく合います。用意するのはじゃこと細切りにしたピーマン。フライパンにごま油を熱し、香りが立つまでじゃこを炒め、ピーマンを加えて炒め合わせるだけ。じゃこの塩気は千差万別なので、味見をして醤油をひと垂らし。作りおきにもぴったりです』
じゃこをごま油でカリッと炒めてピーマンを足す。
冷まして保存容器に入れ、冷蔵庫にストックすれば、ふりかけがわりにご飯の供や、お弁当のおかずに!
ピーマンについて
[ピーマン]
ナス科トウガラシ属│1個約35g│エネルギー20kcal/100g
■旬の時期
露地物は6〜8月。同じ仲間のパプリカも同様の夏野菜。
■こう選ぶ
・なり口の中心に軸がある。
・肩がこんもりと盛り上がっている。
・肉厚な手触りで重量感がある。
・表面につやがあり、しわがない。
・色が濃く均一。切ってみて、種が芯にみっちりとついていて、左右対称なことがおいしいピーマンの証。
■保存方法
新聞紙に包んで涼しい場所に。熱帯原産のとうがらしの仲間は冷たいところが苦手。室温保存で早めに食べて。冷蔵庫に入れるならポリ袋に入れて野菜室へ。
切り方で食感が大違い
苦いのがダメという人は繊維に沿って縦に切ると苦み成分が出にくくフルーティーさがきわ立つ。横切りは苦みが強まるけれどやわらかな食感で食べやすい。生のまま食べ比べてみて。
【レシピのルール】
※洗う、皮をむく、わたや芯を取るなどの基本の手順は省略しています。
※調味料の分量を掲載していないレシピは、味を見て調味してください。
※火加減は特に記載のない場合は中火です。
※野菜の重量は平均的なものの目安です。
※野菜のエネルギーは文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を参考にしています。
※本記事は JA全農広報部監修の書籍『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』から一部抜粋・編集しました
監修=JA全農広報部
著=JA全農広報部/『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』