プロは豚こま600gをどう使う? 一気にゆでて冷凍する「ゆで豚」が簡単で万能!

  • 2023年8月30日
  • レタスクラブニュース


パックの中にどっさりと入った豚こま肉。お買い得だからとまとめ買いしたものの、うまくストックできずに使い切れなかったことはありませんか?

今回はそんなお悩みを解決! 教えてくれたのは人気料理家のきじまりゅうたさんです。

▶︎教えてくれたのは
きじまりゅうたさん


料理研究家。祖母、母ともに料理研究家という家庭に育つ。基本を大切にしつつ、新しい発想を取り入れた料理が人気。雑誌、テレビなどで幅広く活躍中。

「実はストックが苦手」というきじまりゅうたさん。特売の豚こま600gをどう使い切るか聞いてみたところ…? 

「一気にゆでて、その日使う分以外は冷凍!」

そのレシピがこちらです!

ゆで豚



【材料・作りやすい分量】
豚こま切れ肉…600g
香味野菜(長ねぎの青い部分、しょうがの皮など)…適量
酒、塩

【作り方】
1.鍋に2と1/2カップの湯を沸かし、酒大さじ2、塩小さじ1/2、香味野菜を入れる。

2.小さな泡が出る程度の火加減にし、豚肉の半量を入れてゆでる。時々混ぜ、肉の色が完全に変わったら取り出す。アクを取り、残りの肉を入れて同様にゆでる。



3.湯をきって、当日使う分を取り分け、残りは約150gずつに分けて、熱いうちにラップで包む。



4.粗熱がとれたら冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じて冷凍する。※約2~3週間保存可能。


(1人分339kcal、塩分0.6g レシピ考案/きじまりゅうた 栄養計算/スタジオ食)

買ってきたその日にゆでて冷凍。これがきじまりゅうたさんのストック技。大きな鍋で一気にゆでるだけなら簡単です。
湯が沸騰すると肉がかたくなるので、煮立たせずにゆでるのがポイント。ゆでたら熱いうちに湯気ごとラップに包むと、しっとり感がキープできます。さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍焼けを防ぎましょう。

今日使うために取り分けたゆでたての「ゆで豚」は、サラダ野菜とあえてボリューム満点のおかずサラダにするのがおすすめ! 例えばこんなサラダはいかがでしょう?

どっさり肉のチョレギサラダ



【材料・2人分】
「ゆで豚」…150g
長ねぎ…10cm
サニーレタス…1/4個
白いりごま…大さじ1/2
ドレッシング
 ・しょうゆ…大さじ1
 ・砂糖、酢、ごま油…各大さじ1/2

【作り方】
1.ボウルにドレッシングの材料を入れて混ぜ、ゆで豚を熱いうちに入れてからめておく。

2.ねぎは芯を除き、斜めせん切りにして水にさらす。サニーレタスは食べやすくちぎる。

3.ねぎの水けをきって1に加え、サニーレタス、白いりごまを加えて混ぜる。
(1人分233kcal、塩分1.6g レシピ考案/きじまりゅうた 栄養計算/スタジオ食)

ごま風味のドレッシングであっさりとあえたサラダは、これからの季節に活躍してくれること間違いなし。しっとりとしたゆで豚とシャキシャキの生野菜の組み合わせが絶妙で、うだるような暑さの日も食欲をかきたててくれます。ゆで豚は熱いうちにドレッシングをからめると、味がよくなじみますよ。

そして「ゆで豚」のあまったゆで汁も捨てないで! 豚肉のうまみがたっぷりしみ出ているので、再度煮立ててアクを取り、保存容器に入れて冷蔵室で保存しておけばスープストックになるんです(※3~4日保存可能)。使うときは、浮いた脂を除いてから鍋へ。みそ汁のベースにすれば、いつもよりコクが増しておいしくなりますよ。 



* * *

電気代がかさむ夏…。お買い得のボリュームパックを上手に活用して、おいしく節約してみてくださいね!



調理/きじまりゅうた 撮影/木村 拓 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子

文=齋藤久美子

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